日向隆人

2024年6月19日からnote始めました。 小説家を目指す大学生|こっちのアカウント…

日向隆人

2024年6月19日からnote始めました。 小説家を目指す大学生|こっちのアカウントも是非→https://note.com/hattori823/

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】日向隆人

初めまして。 日向隆人といいます。 現在大学生で、将来小説を出版したいと思っています。 ちなみに、本名ではなくペンネームです。 僕のnoteでは、ジャンル問わず小説を投稿していきたいと思っています。 投稿頻度は不定期です。 初めは上手く書けないと思いますが、徐々に上達していけるように頑張ります。 これから、よろしくお願いします。

    • 「見えない僕を見つけた君との5日間」 第4話

      「二宮綾佳……さん? えっ、僕のこと見え……てるの?」 「見えてるってどういうこと? ちゃんと見えてるよ。びしょ濡れの水瀬くんが」  ようやく僕のことが見える人が現れて、「良かった」という言葉と同時に思わず涙がこぼれた。 「どうしたの? 大丈夫?」  止めようと思っても、涙がどんどん溢れて止まらなくなった。  綾佳は、優人が周囲の人に見えていないことなど分かるはずもなかったが、泣き崩れている優人が、まるで見えていないかのような雰囲気に対して不思議に思っていた。 「何があった

      • ㊗️フォロワー100人突破しました。 これからもこちらのアカウントでは、小説を投稿していきます。 ぜひ、楽しく読んで頂ければ幸いです。

        • 「見えない僕を見つけた君との5日間」 第3話

           ホームには、日曜日ということもあってか、親子連れが多かった。ただ、田舎の駅なので、普段からこの駅の利用者は、そう多くはなかった。  そういや1つ、もしも電車が満員だったら試したいことがある。もちろん、見えていないのをいいことに法に触れるようなことはしない。  試してみたいのは、満員電車の中に僕は乗ることができるかどうかだ?   物理的に入ることのできないスペースに入るとどうなるのか? それを試したい。  それなら、壁と壁の隙間にでも入って試せばいいだって! 恐らくそれはで

        • 固定された記事

        【自己紹介】日向隆人

        • 「見えない僕を見つけた君との5日間」 第4話

        • ㊗️フォロワー100人突破しました。 これからもこちらのアカウントでは、小説を投稿していきます。 ぜひ、楽しく読んで頂ければ幸いです。

        • 「見えない僕を見つけた君との5日間」 第3話

          「見えない僕を見つけた君との5日間」 第2話

          1日目  翌朝、目が覚めると、5月下旬にもかかわらず、汗で服がびっしょりと濡れていた。  大丈夫か自分? 優人はそう思いながら、時計に目をやると、そこには8:30と表示されていた。 「シャワーでも浴びるか」  ボソッと独り言を言いながら、自室のドアを開けて、階段を降りた。1階には誰もいなかった。窓から外を覗くと車もなかった。優人は日曜日だし、どこかへ出掛けたのだろうと思い、気にも留めず浴室へ向かった。  シャワーを浴びていると、明け方に見た夢が脳裏によぎった。それは、余命

          「見えない僕を見つけた君との5日間」 第2話

          「見えない僕を見つけた君との5日間」 第1話

          0日目の夜 「はぁ……今日も疲れた」  優人はそう言いながらベッドに横たわっていた。この疲れは、身体的なものではなく精神的なものだ。優人は人間関係に疲れを感じてしまい、今は引きこもり状態になっている。だから、SNSの通知はオフにしている。それでも、通知の数が嫌でも目に入ってくる。それさえも、優人にとっては無視しているという事実に対して、申し訳なさと苦しさがストレスに感じてしまう。  そんな優人だが、1日の中で唯一、人と顔を合わせる場面があった。それは夕食時だ。夕食時は、両

          「見えない僕を見つけた君との5日間」 第1話