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きっとだけどわかるんだ

YOASOBIの群青が、爽やかな青春ソングとして有名になった今、現在青春真っ最中の彼らにとっては、「そうそう高校生の時にさ…」なんて語られる曲になるのだろう。素晴らしいことだ。青春を彩る想い出の一曲。

私が初めて群青の歌詞を読んだ時、この歌詞を書いた人は、順風満帆な人生を歩いてなんてきてない、と思った。辛く苦しい時があって、痛くもがく時があって、

あとは楽しむだけだ

という歌詞がうまれたのだろう、と感じた。まるで自分に言い聞かせるかのように。

2021年、人生でこんなにもしんどい事があるのかという年を過ごした。今こうしてnoteを綴っているのは大げさではなく奇跡だ。
その前の年から、YOASOBIの楽曲と共に過ごした。群青を聴いて、他の曲に耳で触れて、この作者を想った。きっとこの人も、たくさん泣いたのだろう、そう思いながら。共感、という言葉がこんなにもぴたりとあてはまる曲はあまりない。

この人…、群青の歌詞を綴った人は、どんなに成功したようにヒトから見えても、達成感は得てもまたどこか不安になるのかもしれない。どうか自信を持ってくださいと、伝える手段はないかと、私は2022年元旦の夜にnoteを開いた。
私なんかが、私の言葉が、支えになるなんて思ってはいない。そんな力は持っていない。
それでも、「この人」に、満たされて幸せになって欲しい。いつからかそう思うようになった。この人は幸せになるべきだ。こんなにも人を、幸せにしているのだから。幸せにならなきゃだめだ。

2021年の紅白歌合戦のYOASOBIの群青は素晴らしかった。演奏が始まってすぐに、涙が溢れた。
その年1年を思った。この人の楽曲のおかげで、YOASOBIのおかげで、1年、生きた。

群青のあの歌詞を書いたAyaseさんが、諦めなくて良かったねと、言っていたのを思い出した。
私にもそんな日がくるのだろうか。

今はまだ分からない。

ただ、両手いっぱいに抱えた愛だけはある。

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