文章を書くのが苦手ってどういう意味なんだろう。

文章を書くのが苦手って面白い表現ですよね。


そもそも苦手という表現はどんなことを表しているのだろう。日常生活のなかで、苦手と気づけるほど回数を重ねる行為がどれだけあるだろうか。


そもそもできないことがわかっていることに対しては苦手とは言わない。僕は泳げない。泳ぎが苦手だとは決して言えない。苦手なことって何かなあと考えてみると案外見つからないものなのかもしれない。


自転車に乗るのが苦手とはどんなことを表しているのだろうか。そもそもそんな表現は使われることがない気がする。自転車に乗れないか自転車に乗れると言うだろう。考え続けるとなかなか難しいことのような気がしてくる。


苦手ではなく慣れていないだけということもあるだろう。覚えるのが苦手って面白い表現だ。覚えてしまえば苦手とは言わない。覚える気がないのでは?と言いたくなる。苦手という言葉を使うのは案外ハードルが高い気がしてきた。


ただ慣れていないだけで苦手と遠ざけていること。苦手と言えるほど試していないこと。話すのが苦手と言えるほど話しているだろうか。文章を書くのが苦手と言えるほど書いているだろうか。


そもそも苦手とは「扱いにくい、いやな相手」とか意味するらしい。そう考えると「文章を書くのが苦手」ってどういうことだ?となるね。


苦手を克服しろと言いたいわけでもなく、本当の意味で苦手とはどんな状態のことを言うのか考えただけのことを書いてみた。

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