今週のベイスターズの話2024 NO.14 「野球を舐めたチーム」が制裁を食らっただけという週間

贔屓目線なしでストレートに自分の考えを書きます。


9連戦+αのAS前の連戦、後半の部分。
前半部分はこちら。

予想は●●◯◯◯◯の4勝2敗

広島戦2試合目は中止。
連戦期間での休みという点ではプラス、
苦手相手の多い広島相手に中止というのがマイナス。
結果的に苦手2枚と対戦という形に。


広島戦

理想的な野球

まさに理想的な点の取り方。
初回から叩き、3イニング連続で追加点。
広島の相性の悪い投手の中では比較的マシとも言えるアドゥワ相手とはいえ、こんな得点を重ねられるとは思わなかった。

そして濵口はいつも通り四球を出しつつも、いつもよりランナーを貯めることもなく淡々としていた。
失点も結局は森の悪送球だけなので年1クラスの完璧な内容だったんではないだろうか。

なにか美味しいものを食べながら見ると幸せになれそうな理想的な試合だった。


東にそれはやってほしくなかった

7回無死2・3塁に追い込まれた状況から奇跡的に2死。

そこからのシャイナーからカウントを取りに行ったど真ん中ストレートを放り込まれてしまった

まじで東にこれをやってほしくなかった。
相対的に一発病はあれどっこんな最悪の場面で出るのがもうね。

凄く細かい話をすると
ここでシャイナーを歩かせると2死満塁
いくら森下が打つとはいえ、代打を出さざるを得ない状況

次の回得点を取りに行くなら博打覚悟で歩かせる

そんなことを考えてた直後だった。
これが2ボールなら申告敬遠だったと思うんだよね。
だからこそ最悪のタイミングでど真ん中ストレートを投げた。
ここまでの打席でほぼ直球系のボールしか使っておらず、前の打席はカットを打たれてる。
タイミング的には完全に合ってたと言えるので完全に不用意だった。


ヤクルト戦

敵はヤクルトだけではなく

3回から明らかにジャクソンの調子も良くなく、その後熱中症の疑いで降板。
そこから宮崎・山本も状態が悪く、大の大人でもこの気温・湿度で野球をやるともっていかれる。

普通に命に関わるレベルなので気をつけてほしい。

近年本当にキツイよね。
甲子園とか予選も考えるとプロよりよっぽど危険だし、
もっと長いスパンで(予選の日程を)考えても良いんじゃないんだろうか。


前回同様内容ほぼ変わらずの石田

序盤こそ高さは浮かずにすんだが、既に左右の制球が効かず。
そして徐々に浮き始めて村上に逆方向放り込まれる。

2点タイムリーを打たれたケースではもう初登板等で見せた持ち味は何も見えず
ついに5回持たずの降板となった。

隅を突く制球力があったからこそ抑えられたのであって、それが出来ない速球はではない右腕はこうなるという結果。

最初の1軍の壁であり、ここで壁に阻まれて終わる選手も多い。

このオールスターブレイク、2軍を経てどう改善するか自分なりの答えを見つけてほしいところ。

シンカー自体はフィニッシュになりえるが、打たせるなら打たせるでそれ相応の変化球を覚えないと。
3回までも討ち取ったとはいえ、全部会心の当たりのゴロだからね。
ゴロピーになるとしても心もとない。


(2試合目一番の問題点)前回の準備が出来ない選手の成れの果て

前回の状況判断の話は見ていただけただろうか。
ヤクルト2戦目、5回の森を見てあなたは何を思いましたか。

最初のワンバン送球。
ワンバン送球自体は正解である。

問題はどういうワンバン送球かだ。
ファーストのワンバン捕球はショーバンの方がミットの関係もあって楽であり、バウンドも変わってとにかく難しい腰ぐらいの高さのバウンドはまさに地獄。

そういうことを考えて送球出来たのか、なにも考えないで送球したのか。
悪送球の結果たまたまワンバンになったのか。
これまでの過程を見ていると例え考えていたとしてもそういった所まで考えて投げたと思えず。

多少のミスも範囲や肩でカバー出来る…なんて考えていた時期もあったが、それが討ち取った内野ゴロが2ベースへと変化するならやってられない。


一番の問題は無死1・3塁の青木の打球だ。
完全にシフトの逆へ打たれたショートゴロでどこに投げても間に合わない。
なのにもかかわらず今度は山鳴りノーバンヘロヘロ送球をファーストにするのだ。

先程のプレーも考慮すると一貫性もなく近年の横浜の外野手にも見られるとにかく強く投げれれば良いというのがみえてしまう。

そもそも、山田(3塁)が見えている状況でなぜ投げるのか
逆に山田は投げると思わず面食らった状態で3塁で止まっていたんじゃないだろうか。
普通は投げるわけがないから当たり前なんだけど。

あの段階で普通なら投げた瞬間に1失点。
あんなに無理やり投げて暴投ならまた無条件2塁打。
投げること自体のメリットがなさすぎる。

結局打たれたから一緒とかいうのは関係ない。

本当にびっくりした。
これで考えてプレーしていますなんて言われてもまるで信じられない。

こういうのは練習段階で考えるべき話で、普段から思考することが身についていないからこそ実践でこういったなにも考えていないようなプレーが連続する。

自分の嫌いなプレーが連発されるのはかなり堪える。

打撃もとんでもないボールを振って空振りして帰って来るだけ。
走攻守すべてにおいて試合に出る度に何も期待できなくなっていく。

現状一番1軍にいてなにも出来ない選手になっている。

オフの騒動も込みで本当に印象が良い部分が何一つなくなった。

山﨑康晃

嫌いだからボロクソに言っているわけではない。
というのは1球でわかってもらえたと思う。
詳しくは過去記事にて。


そもそもな話、抑え復帰を目指しておいて簡単に一発を打たれて同点にされるなんていうのは守護神としての格を考えた時に論外なのだ。
ヒット打たれるランナーを貯めるはハラハラするが負け直行ではない。

得点状況を考えたら三振はいつもより取りやすく(ヤクルト側は一発打てば終わるので)、球場と点差状況を考えたら高めに抜けまくってることの方が問題なわけで。

だから「打たれたあとは良かった」とかいうのはあまりにも意味がない論調である。
2軍の結果が良いことの意味の無さと同じである。

よくウイックが槍玉に上げられるが、後ろを任せる上で考えた場合違いはない。
むしろしがらみが強い分より悪い。

今一度、この投手がどういうスタイルであったか。
どういう特徴があったか。
近年どう変化して抑えられなくなったか。
考え直してから評価してほしい。



外野の後逸はどういうことか考えたことはあるか(準備の話のおまけ)


自分の一番嫌いなプレーは外野の後逸。

あのプレーが何を考えて行われたのかが謎。

7月だけでチームは何回やったのか、外野が後逸するというのは内野がトンネルや弾くよりもなぜ罪が重いのか。

イニングや点差を考えたらこれがどれだけ重い罪なのか。
今の外野陣にありがちなのが「とにかく早く投げたい」が先行して捕球が疎かになりすぎ。

そもそも後逸というのは自分の能力を把握できていない故に起こるミスでしだと思っている。

これくらいなら自分なら届く
こういう時はこう動く
挑戦してミスをしてもこれなら最小限に抑えられる

最初から決まり事を作っておくことで余計な思考や動作も減り、なおかつ点数やカウント、ランナーまで視野が広くなれる。

こういうことはビックプレーは生まれないかも知れないが、
長いシーズンを戦う上で求められていることは高水準での安定感だからだ。

もっとも、今回のは能力以前の問題だが。
全てにおいて半端でなにがしたいのと思ってしまう。

総評

結果

◯●◯●●という2勝3敗の負け越しだった。
ヤクルトを舐めた訳では無いが、もし優勝目指すならどんな悪くても勝ち越しが最低ラインというだけの話。
結局Aクラスで戦う、その資格がなかった。


なんていうんだろう。


「野球舐めてるの?」


プロに対していうことじゃないんだけど、そんなのはわかっている。

だが、「うまい下手以前のレベルの段階」のプレーの連続、
グラウンドで練習しなくても考えられるような状況でのミスのオンパレード。
自分たちのプレー以外、他球団の試合を見ているだけでも学べるような内容で常にそれができない

普段からやってないことは試合で出来るわけがない

小学生から習うようなこと、プロに求められる精密さ、何一つ出来ない。
こんなレベルの試合をして普段何をしているんだ?

このチームとしては2003年近辺の草野球と称された守備力があったが、はっきりいってそれ以下だ。
あの頃の方が将来性という言葉で片すことができたが、このチームの現状では将来性はない。
現に2005年にはかなり良化した布陣になった。
ところが、このチームは2年経ったとしても変われるものがない(もちろん、2軍の状況を込みで)。


もはや野球という競技に対して謝ってほしいとすら感じる。


2024年7月21日の試合はぜひ、全国小中高校生へ向けて見てほしい試合である。

なぜこういうことをしてはいけないのか、それが招く結果というのはどうなるのか。
それがわかるとても良い参考資料だ。

シーズン途中で急に良くなることはないが、なんとなく勝てていることも含め、2度と同じミスを起こさないという気持ちを一切感じない。
でなければ、このヤクルト3戦目の8失点のうち、5失点を守備ミスで失うということにはならない。


ファンは笑うべきだと思う。


それは笑顔で次頑張ろうね、という意味ではない。
無様なプレーを指さして笑うということだ。

プロとファン、リスペクトを持って観戦し応援する必要がある。

だからこそリスペクトできない「とてもプロと呼ぶのに相応しくないプレーの数々を繰り返す」のであれば罵声・野次が飛ぶのは当然だと思っている。

時代の流れでこういった事自体が減り、見る側もプレーする側にとってもメンタル面においていい方向にはなったんだと感じることも多い。

その反面、なあなあで済ませてしまうことも増えたんじゃないだろうか。

本当に次はミスをしないという気持ちで取り組んでるの?

このチームだけの特徴かもしれない。
昔ながらの精神論な話かもしれない。

でも繰り返している以上、気持ちの問題、普段の取り組み方でしか無い。
予習も復習もしないなら何も身につかない。

こんなことをしといてまだ野球の試合よりゲームの画面見てるんだろうか。


上手い下手じゃなく、普段から真剣に取り組んでるのか?
そう思わざるを得ない1週間だった。


こんな呆れた気持ちでシーズン前半が終了した。


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