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悪魔学〜最終回

悪魔学〜最終回〜
19世紀ヨーロッパのオカルテイズムから戦争…そして現代まで


今回で現代まで一気に行きます!
私たちの時代に突入です!

調べる内に、「自分の中には、こんな要素が含んでいる!」という発見がありました。

それもまた、前の歴史から引き継いでいるのですから、

私自身だけでなく、
タロットの絵柄のも、こういう中から自然と変化していったのだなーとしみじみ思います。

では、さっそくいきましょう!

1800年代〜1900年代
啓蒙主義からロマン主義への移行期・・・因習打破の精神から生まれたもの

〇悪魔とエロテイスズム
この時代、悪魔は芸術や文学の中で、セクシーな存在として扱われます。


悪魔的なものが、ロマン主義傾向+ヴィクトリア朝(保守的な姿勢が奨励された)の抑圧された時代で、抑圧された関心と禁じられた色欲を神話的な名目で取り上げるという手段がなされた。


1840年代に銀板写真の発明、その後写真の発明によってリアルなポルノグラフィーが振興される。

〇黒ミサ
黒ミサは、カトリックの祭儀を極悪非道なやり方で逆さまにしたもの、嘲笑うもの、
グロテスクかつエロテイックで下品な行為がなされた。
かつて魔女のサバトに参加したとして告発されたのは社会でのけ者にされた女性が多かったが、この時代に黒ミサらしきものに参加したものは、学識と権威のある聖職者が多かったと言われる。
この妄想は、反ユダヤ主義、暴力行為に発展することも多かった。

しかし、この黒ミサが「デカダン派」と呼ばれる文学や芸術に結び付けられることも多かった。
1928年フランスのポルノ映画「黒ミサ」では6分の中で黒ミサの再現を映している。

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