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月刊タロティスト『ワンド、カップなどは元々なんだったのか?』

4つのスートと伝説
ワンド、カップ、ソード、ペンタクル(コイン)は、もともと何だったのか?
今日は、それについて歴史的観点から眺めてみよう!

ワンド=槍、棒
カップ=聖杯
ソード=剣
ペンタクル/コイン=魔術の印とお金

マルセイユタロット小アルカナ


中でも、「槍と聖杯と剣」は、イエス・キリストの聖遺物が存在し、そしてどれもアーサー王伝説に登場するアイテム。

聖遺物には病気治癒などの奇跡をもたらすという信仰があるため、ファンタジックな想像をしやすい。

現に聖杯などをモチーフに他にもいろんな話が作られているが、どれも型が似ていることから、

西洋人にとってこれらのアイテムはキリスト教をベースとした共通のイメージが心の深い部分であるのではないかと思われる。

そこで、今回は、タロットカードの小アルカナの各スートをこういった観点から見ていこうと思う。
それによって、何が得られるか・・・これから解説する話をもとに一緒に考えていこう!


聖槍(セイソウ)

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