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3月10日(日)

友人と1時半ぐらいまで電話をした後に眠った。絶対に海が見たいと思いながら瞼を閉じた。

9時ぐらいに起床。ここ最近夢に同じ人が出てくる。ようやく脳が記憶の処理を始めたらしい。私の身体、遂に整理し始めようとしてるんだ。焦げたトーストを朝食にし、Summer Eyeの新曲を聞いて踊りながら支度をした。祖父母と電話もした。元気そう。

鈍行に乗って神奈川まで向かう。並走するJRの車両を見ながらandymoriを聞いていた。『ひまわり』、私が作ったことにならないだろうか。仲良い人たち全員にこの曲を歌って回りたい。嫌いになんてならないし、全身全霊で好きだと言うし、抱きしめるし、とにかく出会えたことが奇跡みたいで嬉しいんだよということを伝えたいのだと思う。

ちょうど新月だったし、「ここから」って海になるかと思っていたけれど実際に見た時の感想は全然違うものだった。進まなきゃ進めないなって海だった。なんか多分、潔さだ。靴を脱ぎ、靴下を投げ、デニムを濡らしながらはしゃぐ少年が眩しかった。そうだ、そうなりたいんだよとも。反射する光が小さくて、掴めそうだと思ったけど全然さわれなかった。でもなんとなく、口に入れてみた時は想像つく。そのようなことばかりをしていたい。

人に話せる話じゃないなと思って切り捨ててしまったものたちが少なくないようで、大事だったはずのものが失われてしまっている。家に着いたのか着いてないのかよく分からなくなっちゃって、ずっと床に座っていた。こういう時に何故か身体はよく動くもので、無意識のうちに風呂に入りパジャマを着て髪を乾かし終わっていた。気味が悪かった。生存戦略として身につけた(つけざるを得なかった)乖離化現象のようなものが、悲しい。強さなんかじゃない。もうよく分かんなくなってスクワットとかして寝た。

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