妙齢のひとりごと(重力を恨む日々にさよならできる日はくるのだろうか)
鏡を見ながら「ほうれい線が」「口元のたるみが」などとため息をつくことが増えてきた。自分をできるだけ直視しないようにするためにメイクする時は部屋をすこし暗めに設定する。この年齢でいることに不満はない。この先のことがどうしようもなく不安だしあの時に違う選択をしていたらと思うことはあるが、若い頃に戻りたいわけではない。
しかし、お肌は別である。
ここのところ「重力」を毎日のように恨んでいる。理科の授業で教わったと思うが「重力」とは地球の引力と自転によっておこる力をあわせた力のこ