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「しっかり」の奥に隠されたこと

最近、「しっかり」という言葉を使わないようにしている。

今まで、何か失敗をしたら、
「すみません!次からはしっかりやります!
と言ってきたりしたけど、
ふと、その「しっかり」に何を隠しているのだろうと思った。

例えば、教科書を忘れた時。

「すみません。教科書を忘れてきました。次からはしっかりします。
と言っていたけれど、本当は、
「すみません。教科書を忘れてきました。次からは忘れないように確認をしてから学校に行きます。
という言葉が隠れているのではないか。

例えば、原稿の締め切りに間に合わなかった時。

「すみません。今日までにできなかったので、明日までに完成させます。次からはしっかりします。
と言っていたけれど、本当は、
「すみません。今日までにできなかったので、明日までに完成させます。次からは余裕を持って計画的に書きます。
という言葉が隠されているのではないか。

「しっかり」の基準はみんな違くて、曖昧だ。そんな言葉を使うことによって、次の失敗の保険をかけているのではないか。

このことに気づいた私は、「しっかり」という言葉はすごく具体性がなくて、無責任な言葉だと思った。

だから、「しっかり」という言葉を使わないようにしている。

そして、誰かが「しっかり」という言葉を使った時には、その「しっかり」には何が隠されているのかを自分なりに考えるようにしている。

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