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(8)オンライン授業の最大の敵

こんにちは。日本語講師のHinakoです。

今日は、私の学生さんが二人ばかり、オンライン授業の最大の敵に立て続けにやられました。

それは。。「インターネット回線」

一人目

Aさん「オンライン授業になってからすごいストレスです。大学のオンライン化の流れにまだうまくのれていません。加えて家のネット回線が悪くクイズが保存できませんでした」

私「はい。じゃ今日クイズやりなおしましょう。」

Aさんから長文でお礼メールがきました。私の理解が心を軽くしたらしいです。

二人目

Bさん「先生、今日の授業の途中でいなくなってごめんなさい。インターネットの調子が悪くて。」

私「突然いなくなったから心配したよ。切れたら何度もzoomに入り直していいよ。遠慮はご無用」

Bさん「遠慮してました。迷惑になると思って」

私「全然迷惑じゃないですよー!!繋がるかもしれないから遠慮しないでね」

正直、昔の私はこんなこと言えたかなと思います。対面の時は、「宿題を出さない」とか「クイズを忘れてたからもう一度受けさせてほしい」とかー病気以外は基本、お断りでした。大学のプログラムではとても厳しいペナルティーがありましたし。「あなただけ特別にするとフェアじゃなくなるからごめんね次頑張ろう」と言うしかなかったです。

しかし、今はちょっとマインドセットができてると思います。だって、オンライン授業の最大の敵はこちらがコントロールしようと思ってもどうしようもないんです。いくら回線の早いプランに変えても調子の悪い時はあるし避けられないんですね。本当に手強い。そんなものに逆らうよりもこちらはフレキシブルに対応するのが大事だと思います。もちろん学生さん、嘘ついてるかもしれません。でもそれもわからない。そしておかしいことに、学生さんは回線が悪いのは自分の責任だと思ってます。そして先生に相談できずにいる学生さんも多いかもしれないです。怖いのはその結果、学ぶ機会を諦めてしまってる子がいるかもしれないということ。

二人とも相談してくれてよかったです。本当に嬉しかったです。昔の私だったらただの言い訳しか聞こえなかったのかな。

最大の敵はおそらく倒せないけど、学生さんと先生の関係を強くしてくれます。そしてオンラインでいっぱいいっぱいなのに頑張ってる学生さんに寄り添えるんじゃないのかなと思います。

オンライン授業、対面だった時のルールや厳しさはちょっとおいといて、学生さんの心に注目し、フレキシブルに対応!!

甘過ぎじゃないかと、色々な意見があると思いますが、

こんな風に最大の敵と付き合っていくのも悪くないと思っています。



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