自己分析が趣味とかなんか

付き合っていた人と別れた。
別れるんだろうなという雰囲気は感じ取っていたから、メッセージがきて辛い気持ち半分、やっとモヤモヤした気持ちを手放せることに安心した。

メッセージは簡潔で、電話しても、私の話はいつもと変わらず言い切るまで聞いてくれるし言いにくいことも話してくれて、私の気が済むまで電話を切らないで待ってくれた。大きな傷をつけてこないあたり、考えて考えて言葉を選んでくれたんでしょ。最後まで誠意がある人で感心しきった。

付き合っている期間は長くなかったけど、自分の人生の割と大きな転換期にぶち当たってたの。いろんな場面で応援してくれたから自信を持てたし、味方がいることが心強かった。苦しくて死んでしまいそうなとき側にいてくれた。いてくれて本当に良かった。

自分の感情のけりの付け方と思考のクセがわかって、非常に興味深い体験でしたね。体験って言えちゃうあたり、短期間だとは予期してたのか。永遠なんかない。

人には言えないけど、私の一番の趣味は自己分析だと思う。何の目的もなく思いつくことをノートやメモ、パソコンに羅列して、感情の理由を探ったりするのめちゃくちゃ楽しい。無人島に1つ持っていくなら筆記具ですね。紙とペンなら2つだから、砂に書く用の棒か。棒なら現地にありそうだからいらない?どうでもいいな。笑

チョコを渡したことも、速いペースで恋愛を進めたことも、相手を信じることに全振りして感情を預けたことも後悔してない。言われてから3日間非常に取り乱したことは情けないけど。正気になりたくなくて、睡眠ほぼなしで酒と仕事で時間を埋めた。あっちに話が行ったら申し訳ないな、でも私を選んだあなたが悪いよ、感情に振り回されるけどそこも含めて好きになったんでしょ。

楽しかったし勉強になった。同時に、私には味方がたくさんいることがわかった。恋愛は相変わらず苦手で、ある程度以上の関係の作り方が全くつかめてないからこうなってしまったんだと思う。でも、今までの人生の選択はそんなに悪くなかったのかもしれない。
何かあったらいつでも電話してって言ってくれる友だちがたくさんいる。寒気がするような私のよくない話もうんうんって聞いてくれる。ああこれはほんとごめんって思わないといけない案件だけど。
たくさん写真を撮るようにしていてよかった。恋人の写真を消しても、カメラロールに好きな人がいっぱいいる。大丈夫になれる。

みんなの生き方全然違うことは知ってるけど私もそれなりに変な軌道はたどってきてるの。あー全部間違ってたのかなってバッドに入ってたけど、そこで手に入れた武器で人生切り抜けてきたし、別れ話のあとの彼の言動も含めて、自分の人生をもっと肯定できるようになったような気がする。

自分の操縦が非常に苦手なもんだからこれからもたくさん後悔するんだろうね。でも、その苦手さと原点に対して対称の位置ぐらいに感情の決着をつける能力があるのかも。何この日本語。変だけど伝われ笑
高校卒業までは、人に見せる用の自分と本当の感情の差が大きすぎて嘘をつきすぎてずっと迷子になってた。我慢する癖がついたぶん、人に自分の話をするのには勇気が必要で、大学生になってからは解毒のための時間みたいな感覚だった。人に感情を言語化して伝えるの、本当はめちゃくちゃ怖いの。懐いた相手には全開にしてしまうのこの反動ですね。寄りかかりすぎた、ごめんなさい。

笑顔を見せてたかもしれないけど、本当は血で、涙だったんだよ。まだまだ嘘つきだったわ、でもそこを見抜く人だからのめり込んでしまった。
抑えこんだ本音を掬い上げてくれるところが好きでした。
あ、ついラブレターみたいになっちゃったてへ