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2020.11.3~Forever

V6と出会って今日で一年が経った。


この一年、怒涛の日々だった。26年という月日を追いかけて、追いかけて、どうして早く彼らに気づかなかったのだろうと後悔したりもして。

でも、一年前のあの瞬間が私にとっての運命の日だったのだと思う。それより早くても、それより遅く出会っていても、だめだった。あの瞬間、出会うべくして出会ったのだ。

一年間見つめた彼らは、とてもやさしくて素敵な人たちだった。

ずっと、誰かに「どこが好きなの?」と聞かれたら「顔が好き」と答えようと思っていた。だって、所詮人の心は他人にはわからない。どれだけいい言葉を紡いでいたとしても、その心の中で何を思っているのかはわからない。言葉とは真逆のことを思っているかもしれない。でも、容姿だけはごまかしが効かない。見たまま、そのままだ。だから、顔が好きと答えて、予防線を張っていた。いつか人の醜さに傷つくときがきても、ほらやっぱり人の心なんて誰にもわからないんだから、どんなにやさしい人でも腹の中で何思ってるかしれないんだから、と言えるように。

でも、そんな考えは、間違っていた。間違っていると、思い知らされた。彼らの言葉は、ファンへの想いで溢れていた。何を見ても、何を聞いても、愛で彩られている。あんなに美しい言葉を紡げる人を他に知らない。「なんで私はここにいないんだろうって思ってる人もいる」と、最後の挨拶で言える、どうしようもなくファン想いな人を他に知らない。V6は最後の最後まで「あなたが好きです」「君が好きだよ」と言い続けていた。その言葉は本物だった。疑うなんて愚かだ。彼らは心の底から、ファンを想っている。信じるしかない。信じるしか、ないでしょ、あんな光景を見せてもらって。

「愛してるなんてのは嘘にしておくから」と言うけれど。そんなに全身で愛していると訴えているのだから、到底嘘にはならない。嘘にならなくて、笑ってしまう。


V6は私の最初で最後のアイドルだ。

これが一生で最後の恋だ。

永遠なんてものはない。変わらないものはない。物事にはいずれ終わりが来るし、人の気持ちは簡単に変わる。

それを知っているからこそ、言える。私のこの気持ちは永遠。5年経っても10年経っても、これからまた26年経っても、ずっと、彼らだけが私のアイドル。


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