きらファンを振り返る会~きらら編~
・はじめに
前回の記事では、きらファンサービス終了について語りました。
そこで語りましたが、きらファンがサービス終了したら、きらファンオリジナルキャラとは会えなくなってしまいます。
それは辛い。あまりに辛い。
辛いので、その辛さを紛らわせるために、キャラについて心ゆくまで語りたいと思います。お時間よろしければ、お付き合いのほど、何卒よろしくお願いいたします。
・きららについて
きららは、その名の通りきらファン主人公の一人です。
召喚士としてクリエメイトを召喚して戦うエトワリアの魔法使いで、彼女自身もプレイアブルキャラクターとして使用できます。
最初は召喚士という職業以外はぱっとしない影の薄いキャラクターでしたが、月日が経つごとにどんどん魅力的な部分が多くなって、今ではきらファンにいなくてはならない大切な存在になりました。
個人的にですが、わたしは彼女が大好きです。
そんなきららの特徴をいくつか挙げていきましょうか。
①キャラクターデザイン:蒼樹うめ先生
きららのキャラデザは、「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生が担当しています。
コミカライズ版ではマッチに「ひだまり勢と雰囲気が似ている」と評されています。グラフィックにツッコミが入ったのは後にも先にもきららさんのみ。特別感がありますね。
②年齢は十六歳?
きららの年齢は公式には明らかになっていなかったと思います。
実際、どうかは分かりません。ガチャキャラの専用武器クエストとかはどうしても見る事が出来なかったものも相当数ありますし。
ただ、コミカライズ版ではクレアがきららを指して「同い年くらい」と言っていました。クレアは作中の匿名ラジオで十六歳だと語っています。大体そのくらいなのでしょうね。
③クリエメイト達には丁寧語
きららは基本的に穏やかで、戦闘時以外は慇懃な態度を崩しません。特にクリエメイトに対しては誰が相手でも敬語で接し、里の案内役を務めます。
ただ、それはある意味一歩引いた接し方とも言えるかもしれません。だからこそきららの個性が薄かった序盤では、殊更記号的な主人公に見えたのかもしれませんね。
……ランプが人懐っこすぎるだけかもしれませんが。
④里では顔役?
それに対してエトワリアの人達は基本的に呼び捨てで、敬語もあまり使いません。コルクやポルカのような相手は、仕事仲間という認識なのでしょう。
プレイヤー目線ではきららは色んな用事でたくさんの人と関わるので、きららも里の一員として馴染んでいるのでしょう。特にクレアは召喚をサポートしてくれる、ビジネスパートナーと言える関係なのかもしれません。
ただ、ライネさんはさん付けで敬語です。明らかに年上だから当たり前ですよね。カンナは違うのかと言われると難しいのですが……
結局、里の皆はメインストーリーには登場しませんでしたね。
きららがコルク達とどういう風に知り合い、どういう風な関係を築いていたのか、実のところ不透明な部分が多いです。
特にライネさんなんて伝説の勇者だったという噂もあるわけですし、メインストーリーに関わっていても不思議ではないのですが……
そういう意味でも、サービス終了は残念です。きららが普段、里の皆とどう過ごしているのか、特に誰と仲良くしているのか、気になるのですが……
また、七賢者に対しても呼び捨てで敬語も使いません。かつて敵対していた事もあって、フランクに打ち解けたのでしょう。敵対していなかったソラ様は呼び捨てにしませんが……まあ女神様相手なので当たり前ですね。
微妙なのはアルシーヴ。きららとアルシーヴが話す事ってあんまり無いんですよね。大体きららの傍にはランプがいて、ランプがいる時はランプがアルシーヴと話すのが自然ですからね。それでなくともアルシーヴの傍にはソラ様がいる事が多くて、きららがどっちに話しかけているか分からない感じになっています。
ただ、イベントクエストを見る限り、アルシーヴはきららを一種の好敵手として認めている風でした。そういう関係が築かれていたとしたら……素敵ですよね。
あとはメディア。きららはメディア相手には敬語なんですよね。メディアもスクライブのお偉いさんですからね。
でもスクライブの長ってどのくらい偉いのでしょうか。この辺はメディアの項目で語りましょうか。
うつつとマッチは親しい仲間という感じですね。お互いがお互いを強く意識する事はありませんが、一緒に旅をしたために強い信頼感を共有している風なのが言動のそこかしこから伝わってきます。
一緒に旅をした仲間は、やっぱり特別ですよね。ドラゴンボールで言うとウーロンとブルマを特別に感じるのと同じです。
⑤ランプとの仲について
きららの交友関係の中で、ランプだけは明確に特別な描かれ方をしています。
第一章の旅はきらら、ランプ、マッチの三人でしたが、旅の指針……大元の原動力はランプが担っています。この時点では戦闘能力を持たないために一人で歩を進める事はできませんが、明確な目的意識を持っているのはランプで、彼女抜きでは旅が成立しません。
対するきららは、召喚による戦闘能力とパスを感じる能力でランプを導きます。彼女自身のルーツは平凡な田舎の少女で、特に神殿を目指す理由はありません。が、きららは自らの力を必要としてくれたランプの言葉に心を動かされ、ランプのために旅をします。
旅の主導権を持っているのはランプですが、きらら抜きではあっという間に旅が終わってしまうでしょう。
実質的に旅を進める事が出来るのはきららですが、ランプ抜きでは途方に暮れてしまうでしょう。
どちらが欠けても駄目なのです。メイドインアビスで言うところのリコとレグの関係みたいなものでしょうか。さっきから出版社違いばかりで申し訳ないのですが。
もちろんマッチも精神的な主柱としてしばしば活躍しました。きららもランプも基本的には世間知らずですしね。二人の保護者のような立ち位置とでも言うべきでしょうか。マッチの存在そのものについては謎が多いのですが、ここでは割愛します。
とにかくこの三人の旅の結果、きららとランプが特別な絆で結ばれたというのがここまでの話です。
そしてそれはイベントクエストにも反映されます。代表的なのが「七夕の約束」でしょうか。きららとランプが心を通わせるイベントで、マッチが父親役というのも含めてまさに解釈一致、三人の関係を非常によく具体化していたと思います。
ちなみにきららとランプの関係が最もよく分かるのは、お互いのメモリアルクエストでしょう。是非今のうちにクロスキャラを引き当て、見てみて下さい。
⑥強キャラ路線
メインクエストが終わってしばらく後、きららは強キャラ路線でやっていましたね。
元々きららは召喚士で、自分自身は戦わないという設定でしたが……いつの間にか召喚以外の魔法を使いこなして敵と戦う場面も見られるようになりました。
七賢者の実力者であるカルダモン、ジンジャー、フェンネルと互角以上に渡り合ったり、一対一でアルシーヴに勝利したりと、どんどん力を増していくきららさん。
コミカライズ版ではついにフィジカルのみで敵を蹴散らすシーンまでありました。
しばらくそんな最強っぷりが横行していたので、第二部の急激なデフレには笑いました。そうですよね、召喚士ですものね……
⑦戦闘狂路線
⑤と同時期に生えてきたのが、戦闘狂路線。発端はひな祭りイベントでしたっけ。やたらと戦闘に対して血沸き肉躍るきららさん。先の強キャラ路線も相まってどえらい事になっていました。
普段の大人しい姿はどこへやら……
戦闘狂になった時の妙なテンションが一時期ちょっとツボでした。
⑧ツンツーン大好き路線
こちらはかなり浸透していましたね。現実世界における"山葵"であるツンツーンに対して異常な執着を見せるきららさん。ツンツーンの丸かじりは初歩の初歩、輝かしい青春を謳歌すべき学園編でもツンツーン狂。バレンタインチョコにもツンツーン。挙句の果てにはツンツーンで作った人形を父親代わりに持ち歩き、取り上げられると発狂する始末……あれはもはやサイコの域では?
そういえばあれって、かなり最近のイベントでしたよね。きららさんにどえらい設定を作ったものだとドン引きしたものですが……もしかするとあれ、内部でサービス終了が決まったから滅茶苦茶やった感じなんですかね?
あんまりきららさんを行き過ぎたやべーやつにしないで欲しいものです。
きららのキャラ崩壊も、行き着くところまで行きました。そして燃え尽きてしまったわけですね。
・まとめ
きららは特徴の薄い主人公だと言われていましたが、並べると語れる事はたくさんありますね。
きららの設定にもまだまだ謎があります。サンストーンとの確執も結局は完全に明らかになったわけではないですし、家族構成や故郷の事もあります。
とはいえ、それ抜きでもきららはすごく魅力的なキャラです。
そんな彼女とサービス終了までの間、足並み揃えてクエストを進めましょう。
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