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9月14日はセプテンバーバレンタイン

毎月恒例、恋愛に関する記念日になります。

セプテンバーバレンタインは、昔の深夜ラジオが発祥だと言われています。ホワイトデーから半年、女性から別れを切り出すための日なのだとか。

白色のマニキュアを塗り、紫色の物を身に着け、緑のインクで書いた別れの手紙を手渡すというのがルールらしいです。どうしてそういうルールになったのかは分かりませんが、とにかくそういう記念日という事です。

ルールの辺りでやたら手が込んでいる辺り、80年代くらいの雰囲気を感じさせる記念日だと思います。時代錯誤とまでは言いませんが、昨今あまり流行らない取り決めかもしれませんね。

ただ、せっかくのイベントには便乗するのが人の常。恋愛関係を解消したい人は、この日を一つのきっかけにしてみるのも良いと思います。

さて、別れ話というか、喧嘩別れの状況が気になる一組が登場する漫画を取り上げてみたいと思います。

「名探偵コナン」はラブコメ色の強い漫画で、作中でも数多くの男女の恋愛模様が描かれています。いずれも甘酸っぱくも初々しい、非常に甘美な関係性です。

が、その中で一組だけ、何とも言えない感じの関係性の人達がいます。

ヒロインである毛利蘭の両輪、毛利小五郎と妃英理です。

作中ではこの二人、別居状態にあります。名前の表記を見て分かる通り、苗字まで結婚前のものに戻してあります。しかし離婚しているわけではなく、あくまで別居状態という事だそうです。

二人は度々顔を合わせます。ある時は娘の蘭の計らいで、ある時は偶然で。会うたびに口喧嘩を交わす二人ですが、決して関係が険悪であるというわけではなく、お互いを思いやったり愛していたりというのがよく分かる描写も少なくありません。原作93巻の誘拐事件は特に必見です。

二人の仲が分かるエピソードを見る度にお前ら結婚しろと言いたくなるような関係性ですが、実際結婚しているので通用しないスラングです。ある意味無敵。

恋愛のかたちっていろいろあるんだなあと思わせる一組でした。

そういうわけで、明日はセプテンバーバレンタイン。別れを切り出す時は、よく考えてからにしましょう。

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