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感想「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 特別編」

本日はわたモテ更新日ですが……

どうやら本編の更新は来週になるようです。座して待ちましょう。

代わりに更新された特別編について、ちょっとだけ語ります。

以下、特別編のネタバレ注意!

会話と話題

何気ない回ですが、キバ子やマキがサチノリグループと一緒にご飯を食べている辺り、時系列はしばらく前のようです。

冒頭はもこっちとゆりの会話。学校帰りに駅のホームで会話する二人は、安定した雰囲気を醸し出しています。

電車の方向が違うので下校を共にしている印象は少ない二人ですが、電車待ちの時間はいつもこうしているのでしょうか。本編では見られない日常風景は、特別編ならではですね。

・男が目指すマッチョ

確かに「男はマッチョに憧れる」というイメージ、ありますね。そして「マッチョは女に人気がない」というイメージも然りです。あくまでイメージではありますが。

さて、「女でみんな憧れて目指すけど男に人気ないもの」……一体何でしょう。逆パターンの「マッチョ」という模範解答がある以上、こちらも確固たる解答があって然るべきなのですが……意外とぱっと出てきませんね。

もこっちのこういう、絶妙なネタを引っ張って来るエンターテイナーなとこ、好きです。もこっちは対人能力が低いだけで、コミュニケーション能力というか会話術には長けているんですよね。ギャグ漫画の主人公なので、必然といえば必然のスキルとも言えますが。

・例えば私が明日マッシブに

……

なにこの絵面。

イメージ映像で笑わせてくるの、すごく好きです。

・家でムダなこと考えない主義

ゆりの謎のライフスタイルが開示されました。

「ムダなこと考えない」までなら何となくそれっぽいですが「主義」と付け加える辺りに本気度が窺えます。

そして別れ際でこのディスコミュニケーションっぷり、ゆりらしいです。もこっちやまこっち相手だからこそ成り立つと本人も自覚しているからこその遠慮の無さ、好き。

・サチ

……

…………

……………………

ひえっ……

よく見ると一ページ目からいたんですね。

目が描かれるだけでこんなに戦慄させられるの、すごいです。

そういえばサチは一人ですね。

ノリマキキバ子はどこにいったのでしょうか。キバ子はバス通学でしたが、ノリマキも通学方法が違うのでしょうか。

であれば周りの目を気にしてぼっちに見られる事を嫌うサチから見たもこっちとゆりとの会話は、印象に残った事でしょう。

もこっちにしろゆりにしろ、サチには見下す対象になり得るでしょう。実際に見下すべき対象かどうかは別の話ですし、そもそも見下す事そのものの是非も声を大にして問いたいところではありますが、ここは不問とします。

ですがぼっち状態のサチは、もこっち達を見下せないでしょう。他人を見下す人種は、自分の事を棚に上げられないものです。見下していた人物を見上げなければならない事の心境は、なかなか読み取り難いです。

サチもまた、息苦しい立場にいるのかもしれませんね。

・マッチョってキモがられる

もこっち達の話題をサチ風に曲解したのがこれのようです。

もこっち達の会話は誰も傷つけない、不要に何かを蔑んで楽しむ事をせず、純粋に議題の内容だけで面白いと思えるものでした。

が、サチのアレンジのせいで台無しですね。

もうキバ子グループは、悪口無しでは会話が成立しないようですね。著しい品性の無さと邪悪さをひしひしと感じます。誰もサチの問いかけに答えようとしていない辺り、会話の自分勝手さも目立ちます。

やっぱキバ子グループは邪悪だと再確認するための回でした。

総評

来週、本当に楽しみです。

特別編の満足度:82/100

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