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9月17日はキュートナーの日

キュートナーというのは、可愛いを意味する単語である「キュート」と「大人」という言葉を掛け合わせた造語だそうです。キュー(9)ト(10)ナー(+7)の語呂合わせで、この日はキュートナーの日になります。

どうやら文字通り可愛い大人の日というわけではなく、「若々しい」「愛すべき」大人を表すのだとか。

したがって可愛さは関係ありません。また、若々しいと言っても「とっちゃん坊や」や「アダルトチルドレン」とは別の意味です。むしろそれらの単語に当てはまる大人を思い浮かべると、対極に位置する言葉かもしれません。

若さを持った大人というのはつまり、童心や挑戦心を忘れないでいる人の事でしょう。素敵だと思います。わたしも大人になろうと老人になろうと、いつまでも好きな漫画や本やアニメを楽しみ続ける大人子どもを目指したいところです。

何かを試みるのに恥ずかしい年齢などありません。周りの目を気にせず、自分が納得出来るところまでとことん突き詰めていくのは大事な事だと思います。

何かを始めるのに、もう遅いという事はありません。「六十の手習い」という言葉があるように、年齢や時期など気にする必要など無いのです。

風評に流されず、自分だけの物差しで楽しみを見出しましょう。

さて、創作におけるキュートナーとはずばり、この人物に違いないでしょう。

見た目は子ども、頭脳は大人。

まさしくキュートナーに他なりません。国民を代表するキュートナー、江戸川コナンくんに敬意を表しましょう。

でもコナンくんのこのフレーズ、子どもの頃は単なる決め台詞としか思わなかったのですが……年齢を重ねていくと違和感を覚えます。

頭脳は大人って言いますが……コナンくん、実年齢でもまだ子どもですよね。

知識量で言えば大人顔負けだとは思いますが、精神年齢は普通に子どもだと思います。高校生で大人って言うのは、実は結構言いすぎなところがあるんじゃないでしょうか。

まあ、こんなツッコミはわたし以外のたくさんの人がしているでしょうが。

「高校生=大人」という認識は、背伸びをした高校生独特の感性によるものだとすれば、高校生である新一の口から飛び出すのもよく分かります。

でも新一は……身も蓋もない事を言いますと、フィクションの人物ですよね。当然この台詞は新一を作った作者……つまりは「名探偵コナン」の作者様であるところの青山剛昌先生が作ったものです。

背伸びした高校生の発想が、連載開始当初から大人だった作者の青山剛昌先生の筆から表現されるのって、すごい事なんじゃないでしょうか。高校生の心を忘れた大人には、出てこない発想のはずです。

そう考えると、真のキュートナーは青山先生なのではないでしょうか。

いつも面白い漫画をありがとうございます。

そういうわけで、明日はキュートナーの日。「初心忘るべからず」と心に刻み込みましょう。

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