見出し画像

漫画紹介「破壊神マグちゃん」

ジャンル:ギャグ・日常、既刊1巻

「破壊神マグちゃん」は週刊少年ジャンプ連載中の漫画で、作者は上木敬先生です。今年連載が始まったばかりの漫画ですが、面白いので紹介させてください。

・あらすじ

かつて人類に召喚され、闘いの末に封印された邪神がいた。

そして時は流れて現代。一人暮らしの貧乏中学生、宮薙流々がひょんな事からその封印を解いてしまう。しかし長年の封印の結果、邪神はすっかり弱体化してしまっていた。

かくして邪神は力を蓄えるため、流々とともに生活を始める。普通の中学生と邪神との、奇妙な友情の物語。

・魅力その1、マグちゃんが可愛い

この漫画の大きなポイントです。というか前提みたいなものです。

あらすじで述べた邪神「マグちゃん」は滅茶苦茶可愛いのです。

邪神であるがゆえに人間に対して尊大な態度を取りますが、言いつけや忠告は素直に聞き入れ、律儀に規律や規範を守ります。

破壊神という恐ろし気な肩書や能力からの、ペットのような愛らしい見た目と上記のような素直な言動のギャップはたまりません。

魅力その2、大らかすぎる主人公

主人公である流々は普通の中学生ですが、非常に大らかです。人語を解する異形の生物であるマグちゃんの出現にもさして驚かずにすぐに受け入れ、マグちゃんの破壊の力を見ても全く怯えや偏見を持たずに仲良くしようとする懐の広さは、さすがはジャンプの主人公といったところでしょう。

流々はマグちゃんに対し、保護者や飼い主のような視点で接しています。要するにマグちゃんの言動を「見守る」立場なわけです。その視点がマグちゃんのメタ的な言動の幅を広げ、自由な作風が展開されます。少々マグちゃんが失敗したり流々に対して迷惑をかけたとしても、大らかさと「見守る」視点のおかげで、許してもらえますからね。

何が言いたいかというと、流々とマグちゃんとの関係が滅茶苦茶可愛いという事です。

・魅力その3、全編通して緩めなコメディー

この漫画は、「邪神」「封印」「破壊」などと、出てくるキーワードはどれもいかついのですが、その実すごく緩いコメディーです。

色々な意味で「少年向け」な緩さがあり、そこに意地悪な仕掛けは見て取れません。脳に優しい系の漫画……とでも言えばいいのでしょうか。

ストレスフリーで読める漫画です。しかも面白い、シンプルですが最高です。

総評

現在まだ1巻までしか出ていない漫画なので何とも言えませんが、現時点ではすごく面白い漫画です。キャラの可愛さとお話の緩さから見て、オススメできる層は多いでしょう。

私的好感度:94/100、オススメ度:77/100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?