「全然描けてない気持ち」について思うこと

絵の上達を目指していると、「全然描けてない、全然練習できてない」と思ってしまうことがよくある。

描いてきた積み重ねより、描けてない気持ちや自分を責める気持ちに押しつぶされてしまいそうになる。

そのたび、気持ちの上では「描けてない……」と感じてしまうのだけれど、ノートを開いてよくよく振り返ってみると、全然描けてない……って思ってたけど、実はめちゃめちゃ描いてるじゃーん!と憑き物が落ちるような体験を何度も繰り返している。

実はコツコツ描いてるのに、なぜか「全然描けてない……」と落ち込んでしまう不思議。

一日は24時間あるから、机に向かえるのが3時間だとしたら、「描きたいのに描けない」時間は21時間。

その間、家事をしたり子育てをしたり、何もしてないわけじゃなく他のしなきゃいけない何かをしていて、だけど机は離れているからずっと「描きたいな」と思いながら過ごしているのかもしれない自分にようやく気付いた。

実際に描ける時間の7倍「描きたいのに描けない」時間を過ごしているから、「描きたい気持ちに対して全然描けてない!」なんて思っちゃうのかな。

だとすると、「全然描けてない……」は「もっと描きたい!」前向きな意欲の裏返しなのかもしれない。

「全然描けてない……」と自分を責めるより、「実はこんなに描いてるんだ!」という小さな積み重ねを大切にしていきたい。

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