節約しすぎた末路
私の祖父の妹の話。結婚はしておらず、独身で現役時代は大手メーカーの工場勤務をしていた方です。
今はもう亡くなりましたが、かなりの節約家でした。
・1円でも安ければスーパーを自転車ではしごする
・洗濯機はなく、手洗い
・風呂は2日に1回、もしくは祖父の家に入りにくる
・基本夜でも電気は豆球のみ
・テレビは見ない
・捨てるのがもったいないので、物を半永久的に使う
・基本的には自給自足
・家の固定資産税は祖父が払う
ざっと思い出すだけで、このくらいでおそらくもっとあったと思います。
この人は育った時代背景もありますが、お金を使うのがもったいない、贅沢はしてはいけないというバイアスがあり、これでもかというくらいストイックに節約をしておりました。
もはや節約そのものが趣味で、お金はあってもなくてもどちらでも良かったんだと思います。
その方は7,8年前に亡くなりました。
お金をほとんど使わずに。
退職金や年金をほとんど使わずに。
合計4000万円くらい残っていたという話ですが、全て相続人の手に渡りました。私の母も棚ぼたで数百万円入ってきたとのことです。
亡くなられた祖父の妹は節約が趣味だったのかもしれませんが、相続人の為にせっせっと工場で働いてたのでしょうか。
貯金0で死ぬのは難しいですが、やはり何にお金を使うのかということはしっかり考えないと、貯める期間分人生を無駄にしていることになります。(労働所得の場合。)
行き過ぎた節約は、人生をつまらなくしますし、無駄にするので是非注意して下さい。
そしてあなたが何を大事にしているか?
をもっと突き詰めて、あなたにとって意味のある、幸福感がもたらされるお金の使い道を考えてみてください。
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