[Rollei] Rolleiflex 3003

ローライフレックス3003は、1984年に登場した35mmフィルムカメラであり、そのコンパクトさと高性能な機能が特徴です。
見た目はまるっきり120フィルム使用の中判カメラですが、中身な正真正銘35mmフィルムカメラです。

最大の特徴は、アイレベルファインダーとウエストレベルファインダーを同時に搭載した機構です。
ウエストレベルファインダーを跳ね上げれば、アイレベルファインダー側には光が入らなくなる仕組みになっていてかなり珍しいファインダー機構になっています。

レンズと画質
ローライフレックス3003はレンズ交換式カメラで、QBMマウントが搭載されています。ディスタゴン、プラナー、テッサーと言ったローライレンズ群を使用可能です。また現在はマウントアダプターも発売されており、様々なミラーレスカメラでQBMマウントレンズを楽しむことができます。

露出制御と操作性
このカメラは、絞り優先オートを備えています。撮影条件に応じて露出を制御できます。シャッタースピードはオート、1/2000秒から16秒、バルブまで設定可能であり、被写体の動きに合わせた撮影が可能です。また、露出補正機能も搭載されており、撮影環境に応じて微調整することができます。

操作性と便利な機能
ローライフレックス3003は、35mm判ではあるが中判カメラと同じようにフィルムバック形式を取ったカメラです。複数のフィルムバックを用意すれば使い切っていなくてもフィルムの交換が可能です。
また、多重露光機能も搭載されており、クリエイティブな写真を撮影することができます。

デザインとポータビリティ
このカメラは、コンパクトで軽量なデザインが特徴です。見た目は中判機ですが、645判や6×6判のカメラに比べ一回り小さく取り回しもしやすいようになっています。シャッターボタンは3カ所に配置され全面部左右と上部に設置、二眼レフカメラや中判機のような運用が可能です。

まとめ
ローライフレックス3003は、コンパクトながら高性能な35mmフィルムカメラであり、フォトグラフィー愛好家にとって理想的な選択肢です。優れたレンズ、豊富な機能、使いやすさ、そして魅了的なデザインを兼ね備えています。