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ミュージシャンとライブハウスが今年を乗り切るために知っておきたい7月前半のお金関係の話。

程嶋日奈子です。

7/7七夕。

天の川は見えなかったけど、第二次補正予算がらみの新型コロナウィルス流行に対する国の施策が色々と見え始めました。

個人的に繁忙期なので本当にかいつまんだ説明で申し訳ないのですが、
私が把握している限りでのスケジュールを時系列で。

7/10 文化庁 文化芸術活動の継続支援事業受付開始

こちらはフリーランスも含めた文化芸術事業に関わる人が「使う経費に対する助成」(全額ではない)を受けられる制度です。
10万円以下の消耗品(弦とかカメラとか衣装とか)に対しても購入の補助がでます。ちょっと申請に手間がかかりますが、考慮する価値ありです。
詳細はまだよくわからないところもあり、10日付近に公開されるものもありありそう。

7/10 厚生労働省 
新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金
申請開始

ジャズのお店で雇用保険に入れていない人や、あまり書いていいかわからないですが・・・ミュージシャンでバイトしていて、そちらでの休業補償が受けられていない人が対象になると思います。
"フリーランスでの仕事のほかに、中小事業主の労働者としても雇用されている場合は、当該雇用に係る休業が支援金・給付金の要件を満たせば支給の対象となります。"とのこと。

7/10 東京都 アートにエールを ステージ型応募締め切り

個人型よりだいぶハードルは高めですが、ダンスのカンパニーや劇団などは申し込めるのではないでしょうか。

7/14 経済産業省 家賃支援給付金 申請開始

こちらは家賃に対する給付金です。
主にお店を想定していましたが、個人事業主も確定申告で費用としてはらっている支払家賃が対象になりそうです。
持ち家の人は別の制度もあるみたいですね。

7/17 東京都 感染拡大防止協力金 第二回締め切り

こちらは前に開始案内していますが、東京都協力金の締め切りです。
期間伸びた分のものです。お急ぎを。

7/22 東京都 アートにエールを個人型 第二回企画応募締め切り

2回目の応募で個人IDを取得した人はこの日までに企画応募を。

ここに上げた以外にも年金・国民保健の減免や住民税の減免についても話題にあがることが増えてきました。

詳しくは各ページで。健康保険料と住民税は各自治体によって違いますが。ここでは年金について。(ただ支払う額が減るというものではないので、お気を付けください。)


なお、全体に言えることですが、公式情報をよく確認しましょう。

Youtubeの動画解説とかで危ないな、と思うのは早く情報を出して再生回数を稼ごうとして不確かな情報が「XX日時点でわかっていること!」としてアップされること。振り回されてしまう人も多いと思うので(私も確定申告の開示請求しちゃった人です(笑))公式情報が出てから1-3日後くらいにアップされるものを見るといいかもしれないですね。


【おまけ】私のポリシー

さて、今までもこちらのマガジン内の記事でお金に関することをいろいろと書いてきました。

基本的に私は公式情報と確定情報しか流しません。憶測で動かずにきっちりと確認しながらやっていきたいと思っています。

そして、できるだけ多くの「本当はお金がもらえるミュージシャン」を助けたいのです。

ミュージシャンは本当に真面目です。なんというか・・・育ちの良さがそうさせるのか・・・・・。
〚自分なんかが国からのお金をもらっていいのか〛と言う方も多いです。

でも。今回はぼーっとしていると、

私たちは今までよりさらにワーキングプアになってしまうと思います。

あまり書くべきことではないと思いますが、
お店もぎりぎりの状況でギャランティーの条件が以前より悪くなったり、大きなイベントはまだ開催のめどがたたないものも多く、、何より

お客様が呼びづらい。

この状況はそんなに早くよくなりません。
世の中の景気も世界的に非常に悪いから。

でも、私は絶対みんなで活動を続けたいです。
音楽が好きなんです。負けたくないです。それだけなんです。

そのためにできることはしたいと思います。

今回プロフェッショナルであること、アーティストであることの根底から問い直されるような経験を、多くのアーティストがしています。

ぶっちゃけ私も昨年の個人的な資金不足からまた音楽以外の仕事もしていますが。それでもだからと言ってもう何かを遠慮する気もないし。

パラレルキャリアの利点をフルに活かしつつ、今回は音楽業界の為に頑張っています。

みんな、自信を持ちましょう!!

私たちが音楽を続けることも。
状況が難しくて、一度はあきらめてしまっても。
配信しない、って言った人が突然しはじめても笑
自粛する・しないをいったり来たりする人も。

みんな自分で考えて動いているのです。お互いを大事にしましょう。

そして困ったら相談してください。

さ、ふんばるわよーん。



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