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今ミュージシャンに必要なのは「心の置き場」なんじゃないかと思う。

最近はちょっと心情的なものに寄り添った記事を書いていることが多いですが、その前はかなり実用的な内容のnoteを書くことが多かったので、

いろんな方から、

「ひなこさんのnoteで励まされました」

と言うお声をいただくたびに。

「え?まぢで?!」と思っていました。

私は生まれつきの俺様なので、
まったく癒し要素が無いドヤシ系ベーシストです。
母性はあるっちゃあるけど、特に最近はうちのだんなに全部使ってるから、
今本当に全然人に優しくないし、はっきり言って元々性格も悪い。

そんな私の記事ですら〖励まし〗になってしまうほど、今みんな本当に
「何を心の支えにしていいかからない」のだと思う。

私も明日コレを控えてこの感染状況。なかなかにシビれるものがあるよね。

露木君は冒頭の写真にもある湘南地方からやってくるし、
無理をしないで、とお伝えしました。
お客様にも配信もあるし無理が無い範囲に・・・といいつつ
「でも、できたら来てくれたら嬉しいです」
と告知をしています。

このところ、ミュージシャンたちの
「お客様を呼びづらい」
「告知もちゃんとできてないし、お客様がいらしてくださらない」
というfacebookのポストを見て、本当にいたたまれない気持ちになっています。極端な話、たとえ配信ができていたとしても
「無観客」の覚悟で演奏するのと、
「会場にお客様がいる」前提で「ほとんどいないお客様の前で演奏する」のでは実は精神的な負担が全然違います。
リーダーはお店とミュージシャンの経済的な心配で心労もたまります。

実際感染者数もかなり増えてきているので、私も細心の注意を払って生活しています。7月に私が仕事以外で外出したのは2回だけです。
お会いしたのも同じ人だし。もちろん今も家に入る時は自分の手やのどだけではなく外から家に入れるものも全部消毒しています。
テーブルは毎食アルコール消毒をするし、床もできるだけ消毒、手を拭くタオルは頻繁に選択できるふきんをつかって、2,3回使ったら洗濯しています。
(4か月もやってるんだからはっきり言って超疲れる・・・。)

ですが、一方で、
「制限している席数いっぱいまでお客様がはいってくださいました!」
「今日はxxさんのライブに行きました!!」
という投稿もたくさん見るのも事実。

ん??

ようは、気にする人はするし、しない人はしない。
ジャズのお店に来てくださるような方はちゃんと注意した上で足を運んでくださっているんだろうな。という話だと思います。こんなレポートもあります。

6月に出されたレポートだし、今はもう少し状況がシリアスなのでまたいろんなものが後退しているとは思うけど。

いろんなスタンスの人がいる。

のです。

前にブログに書きましたが、
「ライブハウスに出かけてお客様を集めて演奏をする」
のは、私たちの仕事です。

まずは、経済的な破たんを公的な支援で防いでからになると思いますが、
あとは感染拡大防止に最大限努めつつ、こんな時だから自分が幸せになれる形で活動をするのがいいんじゃないかと思います。

もちろん「好き放題すればいいよ!」といっているわけではないですが、
今いろいろ考えすぎて心がコロナに感染してしまっているミュージシャンが本当に多い気がしていて。

ほっとけずにまた記事を書きました。

私ももともと全然家にいない人ですし、こんな長い期間ツアーにも出られないなんてつらいし、何より

濃厚接触したい!!

と日々ストレスを貯めています。

私にも当然心の置き場は必要です。持病のぶりかえしとキャパシティオーバーでそれが破たんしてしまって、7月前半はお見苦しいところをお見せしました。

でも今回はそこで腐らずに自分のやるべきことをやり続けることにしています。個人的に仕事がたまるのは最も強いストレス要因ですし!
やはり大事なのは、何かに逃げても何も解決しない。ことを認識することでした。(私の場合はお酒ね。)

繰り返しになりますが、辛いな、と認識することも大事だし、
辛い気持ちをどこかに置けることも大事です。

私はあえて不特定に吐露してだれか特定の人に負担をかけるのを避けましたが(誰に相談していいか謎だったし)、誰かに相談するのもいいかもしれません。いろいろな人の記事を読むのもいいかもしれません。

ただ、自分の気持ちと状況を直視することは今結構大事なんじゃないかと思います。

こうやってちゃんと考えをまとめるのも、私は結構いいデトックスになっています。

みんな元気でいてください。わかって、
誰も悪くないんだよ。

昨日WIMでお話した内容とちょっと違う角度からのミュージシャンへのエールでした。

こちらもぜひ。


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