最後列のVIP席

何も気にせず 深く座り
登場する時刻を 待っている

今夜の夢は どんな広がり
歌う世界を連れてくるのでしょう

後ろには 機械がならび
いつからか その手にかかると知った

今夜の夢は どんな道のり
導かれて行くのでしょう

その様子を 最良の音で聴いて
どんな気持ちが 溢れてくるのでしょう

この席は 今夜 他の誰も座れない
幸運を連れたまま 駅へ向かう

上書きの音は いらない
このまま 眠って 忘れない

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有島緋ナとして、初めて有料で公開した詩のマガジンです。 作者である私がラジオ配信で朗読したものございますので、あらかじめご了承くださいませ…

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