京橋にて
唐突に自分語り。
わたしは、わたしの人生の一つ一つの選択ぜんぶに意味があるとおもっている。そして、そのぜんぶが間違いじゃなかったと感じる夜に、ときどき出会えるのだった(今日みたいに…)。
たいそうなことを言ったって、わたしはいつまで経ってもわがままで、泣き虫で、よくないなあと思う。人の優しさに甘えて、ぬるま湯にすぐ慣れて、調子にのってしまう。ぴえん。
「いつ結婚する〜?」というのが口ぐせになるくらい、ぞっこんラブなわたし。「2年以内かな〜」と、彼がふんわりと流すのがお決まりのパターンだった。
でも今日は違ってた。
いつもどおり幸福にほろ酔いで「いつ結婚する〜?」とたずねると、「来年の今ごろ」と言ってくれた。
そうなんだよな、わたしたち、約束したもんね。この日本という国で、お互いに何かあったときに一番に駆けつけられる、それが許される契約をむすぼうねって。
彼とゆるく指をつなぎながら、みんなそうだったらいいのにね、と思う。だれだってみんな、一番愛しいひとの一大事には、駆けつけたいものだから。
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