思い出整理

実家がなくなるらしい。

と言っても急に決まったことではないし、すぐになくなるわけでもない。

実家は郊外の住宅街、山の中腹みたいなとこにあり、日常の買い物も車がほぼ必須だ。
父母ともに年金をもらうような年になった今、もっと平地に住んだほうがいいと数年前から話はしていた。

で、不動産会社の人になんやかんやお願いして、なんかいい感じのとこを探してもらってるらしい。おそらく終の住処になるのだ。ゆっくり納得行くように探して欲しい。

LINEごしに来た情報だと、2024年中に日程を決めてしまい25年には実行してしまいたい、みたいな雰囲気である。

そこで実家に置いてる私物を整理しにきてほしいと言われている。

実家を出てそろそろ15年近くなる。
その間ずっと置きっ放しだったのだ。必要なものなら既に取りに行ってるだろうし、日常生活に必要なものはまず無い。
でも、逆に言えば、一部の物はそれくらい経っても捨てられないから置いているのだ。

例えば、ゲームボーイポケットと、初代ポケモン赤のソフト(図鑑151匹集め済)。
保管してなんの意味があるだろう。今後起動する予定もない。そもそも、起動するかわからない。動いたとこで、中身は小学生の自分がバグりにバグらせている。
でも、最初にやったポケモンで、なんやかんや図鑑を完成させたのだ。捨て…捨てられるかなぁ…。

あとゲーム関連だと、テイルズオブエターニアの、初回限定版セット。
オリジナルイラストの箱に、ソフトの他、マスコットキャラクターの目覚ましと、5体のキャラクターストラップがついている。
完全に保管用なので、目覚ましは動かしたことがないので、今も動くかわからん。ソフトに至っては別にプレイ用のものを買ったので、一回も動作確認すらしていない。
PS１のソフトだ。今の自分はこのソフトの動作確認もできない。できるコンシューマ機器を持っていない。
初回限定盤と言われると、捨てるよりは、他の人に譲った方が…という気分になるが、欲しい人を探すのもフリマアプリに出すのも大変だし、店に売るのもなんか気がすすまない…。

そして、ゲーム関係ない一番大きいのは、卒業アルバムである。

卒アル…いるか？？？誰かから人生で寄せ書きをもらったこともない白紙のページばっかりのやつ。

大学の卒業証書。これは地味に必要である。
資格試験などで、大学の卒業証明書の代わりになるので、スキャンしてクラウドにでも保存しておきたい。

アルバム…同じようにスキャンしてしまえば本体はいらないな…。
いや、スキャンする必要もあるか？
昔の写真…いるか？見返すか？？

ちょっと話はそれるが、自分は最終的に社会人になってからメンタルが完全にやられて、休職〜退職することになり、その後何年も病院に通って薬を飲む生活をしているが、もし過去に戻らないといけないとしたら、この社会人の頃か病気の休職中を選ぶ。

それくらい学生時代に対して、ろくな思い出もないし、どうしても帰りたいあの頃なんてものも存在しない。

それでもなんとなーく捨てにくい。卒業アルバムってのは厄介なものだ。

あとは時代が時代である。
個人情報の名前も住所も、なんなら実家の電話番号も載っている。いらんわ、ボーイ、と捨てるのもなんか問題になりそうなので、一応溶解とか燃やしてくれるとか、そういうサービスを探したい。

自分が記憶している処分に困るものがこれくらいなだけで、フィギュアやマンガ、ミニ四駆、ぬいぐるみなど細々したものはもっと置いていると思われる。あとは裁縫道具やお習字セット、鍵盤ハーモニカやリコーダーとかもたぶんあるはず。

め、めんどくせぇー！！！！！超めんどくせぇー！！！！！！

プラスに考えると、そういう機会がやってきたんだとも考えられる。何かないと永遠に置いときそうなので、いい別れのタイミングだ。

今は写真等データとして残すことも簡単なので、思い出を残したいならそれでいい。

うろ覚えになってしまうが、前にもう金ラジオでたかみなが、瑠璃子さんが何かを捨てるといったときに「もうその子の役目は終ったってことなんだね」みたいなことを言っていたのが頭をよぎる。

今まで役目を果たしてくれたんなら、役目は終わったんだよ、ありがとう。と自分の手で処分する。
それがおとなの責任の取り方なのかもしれない。

かっこよくしめようとしたけど、やっぱりめんどくせぇー！！！！

まとまった休みでケリをつけたいけど一回で終わるかな…3-4月に一度下見して、場合によってはGWもお盆休みも処分しに帰る必要があるかも。

あーーー。気がおもーーい。