五銭の人 第14刻

浮かんでは 消えて

消えては 浮かんで

諦めて 離れて 

舞い戻って 抱きしめて

すり抜けて 見送って

でも…

どうしてだろう 諦めきれないのは

どうして 思い出すんだろう

君の指先で奏でた音が

心に響いて離れない

大切なものは 何だろう

ちゃんと 忘れないでいれるだろうか

僕は 待っているのか 追いかけているのか

わからない…

その繰り返し… 繰り返し…

明日も… 君の… 音を… 聴かせて…


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