見出し画像

魔改造ベーシスト鈴村英雄爆誕🔥確認の日

昨日12/21は、すずやん(息子。魔改造ベーシスト鈴村英雄)の誕生日。33歳になった。

29歳になった時も『29?!いつのまに?ほんまかいな?!びっくりするわー!!』と驚いたが、すずやんはすずやんで『母さんがもう57て信じられへんわ〜笑』お互いに気がつくとそんな年齢になっていたことに親子でウケまくって笑ったものだった。あれから早や4年。

森良太バンドのライブのため東京遠征中に迎えた誕生日。大好きなバンド仲間達からたくさんのタバコやら写真付きケーキやらでお祝いしてもらってる様子をTwitterで見てありがたくてうれしくて涙が出た。皆さんほんとうにありがとうございます。応援してくれてる人たちからのお祝いの言葉もありがとうございます。

すずやんが東京に向かう日、玄関で『あした誕生日おめでと!』とタバコをあげた。すずやんは『やったぁ』と喜んだ。

余談だがわたしは人からよく『めっちゃお酒強くてタバコも吸うよね?』と言われるが、アルコールは味は大好きなのに体に分解酵素が無くて呑むと心臓バクバクして死にそうになるので何年も前から呑まなくなったしタバコに関しては生涯でただの一度も吸ったことがない。

両親がヘビースモーカーだったからいつも身近にタバコはあったけど興味がなかった。すずやんのタバコはハイライト。今は亡き母もハイライトだった。大昔の母の日にお小遣いを貯めてタバコと『いつもありがとう』の手紙を添えてプレゼントしたことがある。母はすごく喜んでくれた。現在のタバコの値段はおそろしいほど高騰し続けてるけど、その頃ハイライトは80円だった。なに時代やねん。それにしても非喫煙者のわたしが自分の親と子に同じハイライトをプレゼントしてるのもおもしろいなと思う。

ところでわたしは独身の時はこどもがキライだった。赤ちゃんとかちっちゃいこどもが公共の場で泣いたり騒いだりしてるとほんっとうるさくてイヤだった。

けど結婚して少し経つと今までずーっと順調だった生理が遅れてつわりらしきものが始まった。いろんなにおいがダメになって吐き気に苦しむ日々。つらかった。こどもなんか欲しくないと泣いた。

痛がりの怖がりなので内診も恐怖だった。が、妊娠してるかどうか知るため恐る恐る病院へ。

おそろしい内診を終えると、次は超音波検査。お腹の上につめたーい液体を塗られ何か機械?みたいなものでそのお腹を優しくグリングリンされながら顔の横にテレビ画面みたいなのを持ってきてくれたのを見た。自分の子宮の中になにかいた。すずやん(の始まりの丸っこい豆みたいな形のもの)だ。


〜以下、当時書いてた日記の1988年5月10日より抜粋〜

↓↓↓↓↓

先生「この黒いとこが赤ちゃんが入ってるとこです」わたし「はい」先生「そして、見えますか?これが赤ちゃんで」わたし「はい。はい。」先生「真ん中に動いてるの、わかりますか。これが心臓です」わたし「あっ、動いてます。わかりますわかります」先生「わかりますか。順調に動いてますね」わたし「動いてる、動いてます、動いてるんですね!!キャハハハハッ!」ここで看護学生さんも看護婦さんも一緒になって大笑い、、


!!!はっきり言って私は感動した!!!


や〜っとこさ診察台からおりて下着をつけてるとき涙がポロポロ出てきた。

スゴイ!スゴイ!生きている!

もしまわりに誰もいなかったら大声で泣きたかった。

あんなにちっちゃくてまだ豆みたいなのが一生懸命心臓をシュバシュバ動かして生きている、、、神秘、偉大、ふしぎ。

そんなに大事にしてきたわけでもないのに、、、悪いと思ってても自転車に乗ったりした私なのに、、いじらしいやつ!けなげに生きている。

画面を見て私は初めて「かわいい」と心の底から思うことができた。ありがとうございました。

ニコニコしてカッパ(母。付き添いに来てくれた)のところに行き話をするとカッパも感動して目を潤ませていた。

〜抜粋ここまで〜


このように初めてすずやんと対面した瞬間からわたしは世のお母さんみんなのこどもがキライではなくなった。今ではむしろ電車の中や飲食店などでむずがってる赤ちゃんをわたしでよければ抱っこしてあやしてお母さん方をひとときでも楽させてあげたいと思うようになった。


今でも、自分のお腹のなかに自分とは違う性の男の子が10ヶ月も住んでたなんてミラクルすぎて面白すぎてよくぞあんな狭いところに機嫌よく長いこといてくれてありがとうやで!とすずやんには信頼しかない。

すずやん生まれてきてくれてほんまにありがとう!やし、大好きな人たちとライブできて旅できてほんまいい誕生日迎えれてよかったね!やし、ほんま33歳おめでとう!!


*画像は初検診の日のレシートです。昭和63年!このあと平成、令和と時代はかわってゆくのであった。


つづきます。。。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?