宝塚の話 その④

私は余り普段誰を応援してる!とか誰かのファンだ!とか言ったりしない。そもそも、芸事の世界の端っこに居る身としては、余りにミーハーなのはどうなの?とか思ってしまうからだ🤔

とは言え、この人が出てるなら観たい!と思う人は沢山居るわけで、ミュージカルの舞台に出演する様になり、そんな憧れてた方々と共演する機会に恵まれたりして、内心はウキウキしつつもお仕事しなくちゃ!とミーハーな気持ちを我慢する時はある笑

そんなある時、宝塚のOGの方が主演の舞台に出演した。私自身はその作品は「三度目まして」でそれ以降は出てないのだけど、その公演を現役のタカラジェンヌが観に来てくれたのだ。元々お友達だった子が東京公演と被るから見てみたいです!と言ってくれて、同期と誘い合って来てくれる事になった。初めは2人で見るはずが、周りの下級生に話したら、私も見てみたいです!と言ってくれてあれよあれよと言う間に5人で来てくれたのだ😆🙏この集客に困る私にとっては救いの神で有り難すぎて、もっと増えても良いよぉ。なんて言いながらご観劇頂いた。

その時来てくれた子の中に大人しそうな娘役の子がいた。その時期、少し宝塚を劇場で見るという事から離れていたので、実はお友達と同期の方と、更にご一緒したOGの方の同期の方以外は全然分からなかったのだ。(上級生3人しか分からなかった)楽屋に来てた彼女はその時公演中の作品で実質的にはヒロインをやっていた。有望株なんだなぁ。と思って、その公演を彼女がヒロインをやってる時に拝見した。その人こそ、海乃美月さん。その直後に入団前から知っているお友達が月組から立て続けに辞めていき、残念だなぁ、寂しいなぁと思っていた私は、それからは月組公演を見る時は海ちゃんを見つつ真ん中も見つつと言う忙しい観劇スタイルが(笑笑)定着した。因みにもう1人も97期の男役さんでそちらも同期で来てくれました。その為、月組は真ん中と97期を追いかける様に笑

その後も愛希れいかさんが退団される時、次は海ちゃんなのか?とザワザワして、結果は美園さくらさんに。娘役人事は相手役さんによるところも大きいと聞くし、こればっかりは外野のトトカルチョなどどこ吹く風で、ビックリ‼️な結果が色々な所で起きていて気が気でなかったここひと月ほど。いつ発表されるのか?とメルマガが来るたびにドキドキ。あー、心臓に悪いでしょ👎って感じでした。

勿論、本人の実力と努力の結果ではあるのだけど、このコロナ禍で新公が出来なくなって、下級生の実力を伸ばしたり発揮する機会が減ってしまった事もあったのかなぁと思ったり。若ければ何でも良い!みたいな風潮はどこの世界もあるけれど、積み上げて来たもの、磨かれてきたものの良さもちゃんと評価されて欲しいなと思っていたので、今回の人事は何だか分からないけど、とても嬉しかったのです。応援しているから!だけでなくて、少し大袈裟に言えば、「正義は勝つ!」的な笑評価されるベキ人がちゃんと評価された事にホッとしたのです。

ダルレークの配信を見て、スカステでのトークを見て、そしてこの一年位の海ちゃんの穏やかな雰囲気がとても素敵で、良いなぁと思ってました。以前、みほこちゃんが、トップさんに「なる」とか「なれる」とか、もう、良いや←投げやりな意味では無くて、自分がやり切ったと思えたらその時辞めようと思った。と言う様な趣旨の事を振り返って話されてる時があって。その直後にトップ娘役に決まったそうなのです。海ちゃんがどんな心持ちで様々な作品に携わって来たのかは私は本人に聞いたわけでは無いので勝手な憶測では語れませんが、かつてのみほこちゃんと同じ様に何かひとつ腑に落ちた時に動いたのかなと。

驚くほどみほこちゃんのお役をやってる海ちゃん。鳳凰伝のタマル、ラスパのゼルダ、ダルレークのカマラ。大好きな2人なので勝手にとても嬉しいのでした😆

これからの月組も楽しみだなー。博多座は…遠いなぁ🤣

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