恐怖指導は逆効果!コロナ報道にアソシエイトする危険性
先日、NHK名古屋の方が取材の打ち合わせに来てくださいました。
とても素敵な女性レポーターでした!
全国で頑張る養護教諭の先生ようすや
弊社の教材などについて
1時間ほどの取材でした。
妖怪ブックやVAKまんが、質問カードなどにも
興味を持ってくださって、うれしく思いました。
放送日などが決まりましたら
またお知らせいたしますね。
さて、その打ち合わせの際にも
お話をしたのですが、
情報番組を見ていて
とても気になることがあります。
それは
感染した方が苦しそうに症状を訴える映像
若者が無防備に出歩くことを止めるために
恐怖感を持ってもらおう
という意図はわかるのですが、
桑原は、危険を感じています。
子どもたちの中には
こうした映像を、「視覚」だけにとどめず
「体感覚」として、臨場感をもって
感じてしまう子が少なからずいるからです。
子どもだけでなく
VAK理論で言うところの
K(体感覚優位)の大人でも同じような
方もあります。
ああ、こんな感じに苦しくなるんだ・・・とか
ああ、こうなっちゃうんだ・・・とか。
単に映像として「見る」のではなく
感覚として「実感」してしまう。
それだけで、メンタルに影響を受けてしまいます。
養護教諭時代、大先輩が
「●●しないと、こうなるよ!っていう恐怖指導を
保健指導ではやってしまいがち。
そのやり方から脱しなければ・・・」と
おっしゃっていたことがあります。
「歯磨きしないとこうなるよ!」
「お野菜食べないとこうなるよ!」
保健指導だけでなく
進路指導でも
子育てでも
部下指導でも
一番手っ取り早いような気がしてしまいます。
そのように指導されるとどうなるか?
「●●にならないように歯磨きをする」
「△△にならないように野菜を食べる」
●●になった自分、△△になった自分を
強烈にイメージし、その恐怖をもって
行動することになります。
これは脳科学的には逆効果となります。
なぜなら
『恐怖を避けるための行動は、恐怖に意識が向かい、
それを実現してしまう。』
『実感するほど臨場感を持ったものほど、
実現しやすくなる。』
という原理原則があるからです。
原理原則がわかっていれば
どう修正すればよいかがわかります。
「●●しないとこうなるよ」という
最悪の未来を見せる指導するのではなく
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「〇〇すると、こんな素敵な未来が待ってるよ」
という明るい未来を見せ、
「そのためにいまできることは?」
と問いかけていく
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それが、保健室コーチングで伝えている
「脳のしくみとことばが作り現実の関係を理解して
自分が感じ取る現実を変えていこう」
ということでもあります。
原理原則、仕組みを学べば、
うまくいかない原因がわかり
どう工夫すればよいのかがわかります。
仕事における力量を高めるためには
とても大切なことですね。
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年4月16日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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