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敗戦と楽園 〜「スラッガー」栗原慶太応援記〜

昨日(2022/9/22)は、”推しボクサー”栗原慶太選手のOPBFタイトルの防衛戦でした。

で、結果から言ってしまうと、栗原選手は、12ラウンドTKOで負けてしまったのです。

終盤は、けっこうまとめてパンチをもらってしまっていて(それでも打ち返していて)、「負けないでくれッ!」という気持ちと、「早く試合を止めてくれッ!」という気持ちで、まともに試合が観られませんでした。

最後の最後、レフェリーに試合を止められると、(文字通り)膝からマットに崩れ落ちてしまい、、、本当に最後は気力で立っていたんだなぁ、と。

深刻なダメージが残らないことを、願うばかりです。
(先ほど、栗原選手自身がSNSを更新していて、脳出血等の異常は無かったとのことです。ほッ。)

★☆

たぶん、順調に行っていたら、来年には世界戦の話が来ていたはずで(きっと本人もそのつもりでいて)、、、というところからの、敗戦。

この「ようやく見えたゴールが、また見えなくなってしまった」という状態は、本当に辛いと思うのです。

ここからもう一度、世界を目指して、立ち上がれるか?
例え立ち上がれたとしても、今までと同じペース・テンションで走り続けられるか?
そして、、、必ずゴールにたどり着けると、自分を信じ続けられるだろうか?

とかとか、勝手に考えていたら、
「1番強い世界王者になる事を諦めません」
と、栗原選手自身が宣言しているじゃないですか!!!!

わたしは改めて、栗原選手の「これから」を観続けたい、観続けようと、決めたのでした。

☆★

現在、現役復帰を目指して武者修行中の長濱陸選手は、今朝のInstagramに
「楽園とは場所ではなく、そこを目指す過程」
と投稿していました。

1番強い世界王者を目指す。
ということは、世界王者になることでさえ、ゴールではなく、過程に過ぎないわけで。

栗原選手にとっては、これから精神的に辛い時期が続くと思いますが、どうか(どうか、どうか)、長い人生の中で、今回の敗戦でさえ、楽園の中の出来事だったと、思えるようになりますように。

★☆

最後に。

長年女子短距離の最前線にいた福島千里選手の、引退に際しての言葉。
「10秒台は夢のまた夢。でも、どれだけ頑張ったか、どれだけ夢を見られたかが、大事だと思う」

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