大切な友人
大切な友人 作】葉月奏詩
性別不問 人称、語尾変更可
私には、かけがえのない友人がいます。
無邪気に笑い。
涙脆くて。
負けず嫌いで。
心配性で。
ちょっと怒りっぽくて…。
私にとっては大切な友人。
私が悩んでいると、何処から聞いてきたのかすぐに連絡が来る。
「どうしたの?」
「大丈夫?」
「一人じゃないよ」
それなのに、自分自身の悩みは笑顔で隠してしまう。
「平気だよ」
「悩みなんか無いよ」
「何のことかな?」
限界が来たら君からのLINEがピコンと鳴る。
≪今、大丈夫?電話してもいいかな?≫
いいよ。の返事のすぐ後に鳴り響く携帯に耳を傾けると。
君の泣きそうな声が聞こえてきて私も泣きそうになる。
何度も夜が明けるまで語り合った。
もっと頼ってよと言うと君は決まって。
「迷惑なんてかけれないよ。でも今日は話を聞いてくれてありがとう。すっきりした。」って笑うんだ。
平気だよって無理に笑わないで。
大丈夫だよって強がらないで。
私はそんなに頼りないのかな?
君が私のことを心配するように。
私も君のことが心配だよ。
いつまでも、君からの連絡待っているから限界が来る前に電話ください。
約束だよ。
おわり
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