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第12回放送『Terminal Melody』ASKAさん3回目の登場~テーマ【MTVアンプラグドライブ】~🎵SAY YES🎵

2021.4.25(日)23:30~23:55放送
第12回『Terminal Melody』

TOKYO FMをキーステーションに、
JFN38局をネットしてお送りしています
『Terminal Melody』

こんばんは!小山ジャネット愛子です。

イントロを聴いただけで、
あの時代の心の扉が開く、
そんなとっておきの名曲。

この番組では、
日本のポップス史に
エバーグリーンなメロディを刻んできた
CHAGE&ASKA、
そして、
ソロアーティストASKAの音楽を、
毎週さまざまな角度から紐解いています。

さぁ!今夜は月に一度のお待ちかね!
ASKAさんご本人をお招きしてお送りします。
番組には今夜で3度目のご登場。
ASKAさんは、この後、CMをはさんで、
すぐのご登場です。
どうぞお楽しみに!

~ここでCMに入る(1回目)~

🌹小山ジャネット愛子さん🌹
小山ジャネット愛子がお送りしています
『Terminal Melody』
さぁ!今夜は、この方とご一緒にお送りしていきます。
今夜も皆さんにお声をお届けください。

❇️ASKAさん❇️
こんばんは!ASKAです。

🌹よろしくお願いいたします。

❇️3回目ですよね?

🌹はい!

❇️ありがとうございます。

🌹ありがとうございます。
あっという間に、季節も変わりまして、
ゴールデンウィーク目前ということになるんですけれども、
何かASKAさんご予定あったりしますか?

❇️ゴールデンウィークは全く決めてないですね。
その前までずっとレコーディングやってたので。
アルバムがね。これは何とも言えないですよ!
さまざま事情がありまして、
9月にアルバム発売できればっと思っています。

🌹はい!
今から楽しみですよね。

❇️本当は8月にリリースしたかったんですけど、
8月っていうのは、ちょっと訳あって、
リリースしちゃいけないなっていう月なんですよ。
ラジオお聴きの皆さんはお分かりだと思うんですけど、
で「9月にしようか?」ということで。

🌹なるほど。じゃあそれに向けて、
作業がますます佳境に入るということで、
お休みモードはむしろおあずけという感じですよね?

❇️いや、休んでます。

🌹(笑)。それなら良かったです。
さぁ!今夜はですね。
CHAGE&ASKAが1996年に出演された
『MTV アンプラグド』
こちらについて、
たっぷりとお話をうかがいたいと思います。

❇️はい。

🌹はじめに、この『MTVアンプラグド』について、
私から簡単に説明させてください。
アメリカのMTVが1989年にスタートした
ライブ番組です。このアンプラグドの言葉通り、
電気楽器一切使わず、
生の楽器のみで演奏するというのがコンセプトでして、
ポール・マッカートニー、スティング、
マライア・キャリー、ブルース・スプリングスティーン、
ビョークなど、世界中のトップアーティストが出演している
番組なんですが、中でもエリック・クラプトンの1992年に
CD化された『アンプラグド・アコースティック・クラプトン』
が有名です。
このMTVアンプラグドに、日本人アーティストとして、
初出演を果たしたのが、CHAGE&ASKAであります。
当時のMTVアンプラグドと言えば、
世界中から、本当に世界中から、
大きな注目を集めるプログラムだった
ということになるわけですが、
これっ!そもそもご出演に至った経緯は、
どんなものだったんでしょうか?

❇️僕らがアジアツアーをやっていたのが
大きかったですね。実は、これ96年でしょ?
95年に一度話をいただいたんですよ。

🌹あっ!そうですか。

❇️そのときに、今おっしゃったように、
世界のそうそうたるアーティストが、
その中でも選び抜かれた方たちばかりでしょ?

🌹はい。

❇️自分たちに話が来たときには、
恐ろしくなって、

🌹(笑)。

❇️(笑)。いや、そんな番組出れません。
全世界何ヵ国か(わかりませんが)、
そんな番組出れません。
と、お断りしていたんですね。

🌹あっ!一旦お断りになられたんですか?

❇️えぇ、恐怖で。(笑)

🌹(笑)。えぇ~~~。

❇️(笑)ビビり~でしょう。(笑)。

🌹いやいやいや。(笑)。
そうなんですね。
一旦お断りされてから成就するまで、
どういうプロセスがあったんでしょうか?

❇️それで、お断りしたあとに、
それから気持ちの変化がちょっとあって、
またアジアツアーを翌年もやりまして、
何となく自分の中で、
少しずつ「ワールドワイド」というのが
どんどん目覚め始めたときなんですね。
今、楽曲書くときには、
「日本の方だけに聴いてもらうんじゃない」
という意識で、
産まれた瞬間にワールドワイドじゃなきゃいけない
というつもりで書いてますから、
その当時、少しずつ目覚めたときで、
もし・・・もう無いだろうが・・・
もし今度お声をかけていただいたときには、
出演させていただこうと決めていた。
もしですよ!お声をかけていただいたら。
そしたら、翌年声をかけていただいて、

🌹えぇー。

❇️だから、そのときには、もう、
よろしくお願いします。
ただ向こうで、リハーサルに入って、
リハーサルもいろいろあったわけですよ。
アンプラグドに出れるって、
向こうのミュージシャンも
すごく喜んで、

🌹そうですよね。

❇️ということは、
アンプラグドに出れるっていう
ミュージシャンしか集め、集まらないというか、
集めたので、リハーサルもいろいろありますよね。
向こうは向こうのミュージシャンの
プライドがありますので、
日本のミュージシャンがバッキングするという、
いろいろあったんですけどね。
でも最後にはね、アンプラグドに
俺たちで出るんだということです一体化して、
まぁ、すごく良いライブができたんですけど、
実は、
僕らが出演する1週前に、
ものすごく有名なアーティストが、
放送がなくなったんですよ。

🌹はい?!

❇️あの~、本当に有名な方ですよ。
もう、もう、当たり前にご存じな。
それで、その理由が、
出来が良くなかった。

🌹(笑)。収録したものの。
某アーティストの方は、
納得がいかなかった?

❇️そう。出来が良くなかったって、
いや、アンプラグドの方が、

🌹あっ!アンプラグドサイドが!

❇️(アンプラグド)側が、うん。

🌹あぁ~。

❇️でね。それを聞いた時に、
僕らは一応アンプラグドということで、
アジアの記者会見もやっとるんですよね。
で、アンプラグド行きますということで、
ロンドンに行ったわけてしょう。

🌹❇️(ふたりでクスクス笑う)

🌹そうですね。
その一週間前っていうのは、すでに現地に入って、
もう準備をしっかりなさっているタイミングですよね。

❇️それでもし、(笑)。

🌹(笑)。

❇️これで、あのアーティストが、
アンプラグド側から「NO」が出て、
CHAGE&ASKAは、(笑)記者会見もやって、
ロンドンに行ってて、
もしこれで(笑)放送中止になったとき、
誰が責任を取ってくれるのっていうね。

🌹あ~あぁ~(息を飲む感じのお声)

❇️出ると決めたからには、
前の年の恐怖ということはないんですけど、
今度は、みっともなさっていうね。
今度はそこに駆(か)られて、

🌹あぁ~
(可哀想っていう気持ちがある小さな声)

❇️すごいナーバスにはなりましたね。

🌹そうですね。いろんな気持ちが渦巻く、
その一週間だったでしょうね。

❇️うん。それで、
すごくアンプラグド中はうまくいって、
僕はその年の12月24日に
もう一度ロンドンに行ったんですね。

🌹はい。

❇️そしたら、
その年のベストライブっていうのが、
24時間一日中クリスマスの時は流れてるんですね。

🌹へぇ~。

❇️その中に選ばれていたんですよ!

🌹あっ!凄~~⤴️い!(息だけの声で)

❇️そのときね、
本当、僕は知らなかったから、
友人の家でアンプラグド見てる時に、
突然僕らが出てきたときの
感動ったらなかったですね。

🌹素晴らしいですね。

❇️本当、よく憶えています。

🌹でも、当時の番組プロデューサー、
アレックス・コレッティーさんによると、
「CHAGE&ASKAはアジアからの初出演ももろともせず、
本番中はのびのびとした演奏をし、
観客とのやり取りも笑顔で楽しんでした。」
当時は、いざ本番はじまったら、
すごく楽しく気持ちよくプレーした記憶ですか?

❇️そうですね。
やりきったという気持ちはあるんですけど、
やっぱり緊張してましたね。

🌹そうですか?
拝見しましたけど、
全然そんな風に見えませんでしたけど(笑)。

❇️障子にメアリーね!(笑)。

🌹(笑)。

🌹なんか、すごくやり取りも、
あたたかい雰囲気の中でやってらしたなと。

❇️アンブラグドって、お客さんたちが
ハガキで申し込むんですね。

🌹はい。

❇️ハガキが当たったが、自分が
どのアーティストに行くかはわからないわけですよ。

🌹(驚く声)そうなんですか?

❇️発表になってないから

🌹へぇー。

❇️そんなかのムードでしたし、
いきなりアジアのアーティストが出てきた時に、
うーん、どんな感じたったのかなと、
僕が返って質問したいくらいです。
でも、終わったあとにはね、
こっちから行ったテレビカメラが
押さえてくれたんですけど、
すごくみなさん喜んでくれてて、
終わった時に、あれを見たときに、
「あっ成功したんだな」と思いますね!

🌹日本の歌ははじめて聞いたけれども、
ボーカルがすごく良かったっていう
感想を漏らしてらっしゃる現地の方も
いらっしゃるわけなんですてれど。
1996年ことですね。
時々思い出させたりされますか?
このときのことは?

❇️もちろん。はい!
もちろん思い出します。
今はもうアンプラグド無くなりましたからね。
だから、そういう意味では、
本当にああいう時期に、
一角の中に入れていただいたということは、
本当、言葉を選ばずにいうと、
自分たちの活動の誇りだなと思っています。
はい。

🌹はい。
ではここで、そのCHAGE&ASKA
MTV アンプラグドライブから1曲
お送りしたいと思います。
ASKAさんから曲を
ご紹介いただけますでしょうか?

❇️はい。
やっぱりあの~、
アジア中でね、ヒット曲になって、
この曲が届いたから、行けたと思うんですね。
だから、やっぱりここは、
『SAY YES』を聴いていただこうかな。
はい。

🎵『SAY YES』が流れる🎵
「MTVアンプラグドライブ」バージョン
(1曲約5分14秒を、フルコーラスで流れる。)

🌹はい。沁(し)みますね。
『SAY YES』あらためて振り返って、
ASKAさんにとってどんな楽曲ですか?

❇️そうですね。
『はじまりはいつも雨』がヒットして、
当然、世の中の僕らに対する肌触りっていうのが、
すごくわかるんですね。
変わってきているのが。
それで、次の曲は、
間違いなく大ヒット曲になるだろうっていう中で、
作るプレッシャーっていうのもあって、
そうならなきゃいけないっていうのも。

🌹はい。

❇️この曲に関しては、
楽曲って、よく煮詰めるよりも、
サラッと作ったほうが良くできるんだよね、
という言葉もありますけど、

🌹はい。

❇️そういう時もあります。
でもやっぱり楽曲って、
徹底的に煮詰めて煮詰めて細かいところに、
かゆいところに手が届くような作業が、
僕は楽曲作りだと思っていますね。

🌹はい。

❇️この場合は、
当然、間違いなく、
大ヒットするであろうという
プレッシャーの中で、
自分の中で、
そう言ってもらえるような曲作りをする
っていうことで作った曲ですからね。
あの、よくこの曲で、コードワークなんか、
この曲ですごく分析されている方がいらっしゃるんですね。

🌹はい。

❇️あのBメロで転調に入って、
転調、実は2回してるんですね。

🌹はい。

❇️転調って、転調すると、
間奏に入るとそのまんま元のキーに
いきなり戻ったりするのが(ものなんですけど)、
僕はね、このとき自分に課したのは、
楽曲中に転調してサビで元のキーに戻してやろう、
というのがあったんです。

🌹へぇー。

❇️これがね、だから、すごく自分の中では、
「仕掛け、仕掛け」っていうか、
なおかつ、良い曲だなって言ってもらえるように、
という中ですごく練り上げた曲ですね。

🌹はい。
いや~素敵でした。本当に。
女性コーラス、ストリングスアレンジも、
本当に良いですね。

❇️「アイニハアイデ」
(アンプラグドライブの外国人コーラスが
『SAY YES』を歌う、そのものまねをしたつもり)

❇️🌹(笑)。

❇️そうそう、外国人の方、日本語をね、
歌ってもらうときに、ものすごく面白いと思ったの。
普通だったらね、向こうにも、
日本の方も歌を歌う方がいらっしゃるので、
と考えたのですが、
やっぱりね、向こうに行ったからには、
違うものにしてみたいというのがあって、あえて。
はい。

🌹すごくね、
リハーサルで練習を重ねてらっしゃる様子も
映っていましたけれど、
とってもしっくりきて、
素晴らしいと思いました。
まぁ、ともあれ、
この『MTVアンプラグド』のご出演は
大成功ということでね、
さらにライブアーティストとしての自信が
揺るぎ無いものになったっていう
1つのきっかけになったんじゃないでしょうか?

❇️そうですね。
確かにそれはあったと思います。
それと同時に、
やっぱり恐怖はずっと続いてましたからね。
ブームって必ずどこかであるので、
もしこの時期がブームだとするならば、
やがてブームが終わるじゃないかってね。
でも当たり前なんですよ。
世の中の波って、
常に新しいのものが生まれてくるので、
その中で、
その中に紛れてもしっかり自分が持っておこうって
考えてからは、すごく楽になりましたね。

🌹はい。
というわけで、
今回もあっという間に
お別れのお時間が来てしまいました。

❇️本当ですよね。
ありがとうございます。

🌹みなさんから短い短いとね、
ご意見を頂いておりますけれど、
何卒ご容赦頂きまして、
ASKAさんとは
また来月お目にかかりたいと思います。
今夜もどうもありがとうございました。

❇️ありがとうございました。

~ここでCMに入る(2回目)~

TOKYO FMをキーステーションに、
JFN38局をネットしてお送りして来ました
『Terminal Melody』。
今夜はASKAさんをお迎えして
お送りしました。

『MTVアンプラグド』にまつわるエピソード、
そして
『SAY YES』の名曲が生まれたときの
ASKAさんの思い、
興味深くお聞きしました。

引き続き番組では、
CHAGE&ASKAそしてASKAの楽曲への
リクエストを募集しています。
リクエスト曲とエピソードを添えて、
『Terminal Melody』の
番組ホームページからお送りください。
お聴きの放送局のホームページもアクセスできます。

そして、
先週の放送で、
メッセージをご紹介する際に、
曲のタイトルを間違えてご紹介しました。
CHAGE&ASKA正しくは、
『僕はこの瞳(め)で嘘をつく』でした。
大変失礼いたしました。

『Terminal Melody』
来週もまた同じ時間に!

お相手は、
小山ジャネット愛子でした。

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ASKA Official Site
【Fellows】
https://www.fellows.tokyo/

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毎週日曜日、夜23:30~23:55放送。
TOKYO FM(JFN全国38局ネット)
『Terminal Melody』
〈パーソナリティー〉
小山ジャネット愛子さん
https://www.tfm.co.jp/terminal/
☆この番組では、
日本のポップス史に
いくつものメロディとメッセージを刻んできた
CHAGE&ASKA、
そして、ソロアーティストASKAの音楽を
毎週さまざまな角度から紐解いていきます。
★CHAGE&ASKA、
ASKAさんの曲のリクエスト募集中!

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〈U-NEXT〉
ASKA作品独占配信中!
①2012~13年のASKAコンサート
『ASKA CONCERT TOUR 12>>13
ROCKET TOUR』
☆インタビュー込みのショートバージョン。
完全版Blu-ray発売は、2021年春ころ!
(再生59分・P550円(レンタル期間あり))

②2018年のコンサート
『ASKA PREMIUM SYMPATHETIC
CONCERT 2018-THE PRIDE-』
(再生131分・見放題(有料))
☆Blu-ray、DVD発売中!

③『ASKA CONCERT TOUR 2019
Made in ASKA-40年のありったけ-
in 日本武道館』
(再生135分・見放題(有料))
☆Blu-ray、DVD、LIVE CD発売中!

④Music Video
『自分じゃないか』(通常映像)
『僕のwonderful world』(通常映像)
『幸せの黄色い風船』(通常映像)
(再生20分・見放題(有料))
☆2020.10.11北海道、支笏湖で撮影されたMusic Video。
映像は「通常盤」になります。

⑤Music Video
『歌になりたい』
(再生6分・見放題(有料))
☆ロケ地はアイスランド。
2019年8月撮影です。

ご視聴は👇こちらから👇
https://video.unext.jp/browse/feature/FET0009911

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