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Happy Birthday
私がエッセイをはじめるきっかけをくれた人は、"高嶺の花"のような高校の先輩だった
高校生の頃、"高嶺の花"のような先輩がいた
彼は野球部で活躍しながら東大を目指していた
それでいて高身長でかっこいい
校内で彼を知らない人はいないほどの人気者だった
体育祭で彼と写真を撮るための長蛇の列
成績トップで名前が載る、職員室前の張り紙
野球の試合で活躍する姿
彼はいつも輝いていて、私には彼に赤やオレンジのような明るいオーラを感じた
彼と接点のないその頃の私は、"住む世界が違う人"だなぁと思い、遠くから眺めていた
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それから6年が経ち、私たちはインスタのDMで、興味が似ている本の話をするようになった
そして初めて会ったとき、私の直感が反応した
"この縁はすごく特別で大切なものだ"
"なにかすごいことが起きる気がする"
そしてその直感は当たっていた
話していると、共感の連続だった
私の心の奥にある感性を彼が引き出していく
私が何となく感じていたことを、彼が経験や読書から培った説得力のある言葉で表現してくれる
そんな感覚だった
そして彼は言った
Manamiの話、エッセイ聞いてるみたい
全く予想していなかったその言葉が衝撃で、なぜかとてもしっくりきた
私は自分の感性を言葉にすることが好きで、物事に真摯に向き合い、考えることや、言葉に表現することを大切にしていた
でも私は無意識で、それに気づいていなかった
彼の言葉に影響され、エッセイをはじめようと考えていた矢先、なんと彼が先にエッセイをはじめた
私たちは同じタイミングで同じこと考えていた
感動して、胸が高鳴るのを感じた
さらに彼に背中を押され、私もエッセイをはじめた
私のエッセイを読んだ彼は言った
才能だね!
めちゃくちゃスッと入ってくる。本当に読みやすい。身体の中に浸透してくるみたい。
嬉しい感想をくれたのは彼だけではなかった
親友や恩師、インスタのフォロワーさん
何人もの方から、あたたかいメッセージをもらった
彼が私の引き出してくれた私の才能が、認められている
そして、読んだ人を幸せにしている
それが本当に嬉しかった
それから私たちは、お互いのエッセイの感想を伝え合った
彼からもらう言葉一つ一つが、私の原動力になった
"雲の上の存在が近い存在になった"
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彼のエッセイを読んでいると、深く共感できる言葉がたくさんあって、自分の理想の姿を想像できた
私たちの感覚や考え方はやっぱり似ている
でも、違うこともある
それは"表現する言葉"だ
同じ本を読み、感じていることは似ているけど、それを自分の言葉で表現するときの言葉が違う
同じ考えを持っているとき、同じように思うとき、
私は「共感する」という言葉を使い、
彼は「共鳴する」という言葉使う
同じことを感じていても違う言葉を使う
それが面白い
似ているけど、違う、それが心地よい
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私は、人生で初めて"心から尊敬する人"に出会った
真面目で誠実で、今を一生懸命に生きる
物事を真剣に考えて、表現する
そして、そうであることに誇りを持っている
心からかっこいいと思う
私もこんな"生き方"をしたい
そして、私たちはこれからの人生、きっといろんなことが待っている
その日常の中で感じることを
それぞれの言葉に表現して、
ひとつひとつ語り合っていきたい
この関係を大切にしていたい
最後に、
1年間、特に関わることなく、同じ高校で過ごしていた私たち
6年の月日を経て出会うことが出来たのは、きっと奇跡だ
この奇跡が起きたのは、きっと、私たちがチャンスを見逃さなかったからだ
あのときの私たちに心から感謝だ
Happy Birthday
出会ってくれて本当にありがとう
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