集中力の低下

最近若者の間で流行っているものといえばTikTokやYouTubeなどの動画配信サービスだろう。

以前までのYouTubeは、基本的に10分以上の長さの動画が多かった。今までのテレビや映画による30分や1時間を超える長さの映像作品と比べれば、革新的に短いものであっただろう。

しかし、最近の動画はもっと、極端に短くなってきている。それがTikTokの台頭によるものだ。特徴としては、1分程度の動画を間髪なく次へ、次へと再生する事が出来るサービスである。大手動画配信サービスであるYouTubeでもYouTubeshortsの開始とともに、このような動画が増えつつある。

また、最近の動画の特徴として、「切り抜き」の文化が進んでいる。これは、今までの10分程度の動画や長時間行われる生配信などの一部分を文字通り「切り抜く」ことで面白い場面を見ることが出来るいわばダイジェストのようなコンテンツが増えている。

映画がテレビへ、テレビからYouTubeへ、YouTubeからTikTokへ、映像技術やプラットフォームの変化によって、短く、簡潔なものへと変化を遂げている。これは、果たして本当に良いことと言えるのであろうか。

飽きが早く、集中力のない人がより増えていくのではないか。今後、素晴らしい映像作品が廃れていかないことを願うばかりである。

今回はこの辺に

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