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動きを重視した印象派な2Dピクセルアートのアクションゲーム『Olija』

止め絵としての美しさより、動いているときの躍動感を演出するような2Dアートスタイルのアクションゲーム『Olija』。先日「Devolver Direct」でパブリッシャーとなるDevolver Digitalから、『Serious Sam 4』や『Shadow Warrior 3』と肩を並べて発表されたのも記憶に新しいですね。

開発するのは、京都に拠点を置くゲームデベロッパーSkeleton Crew Studio。このアートスタイルを見ても、なかなか日本に拠点を置くデベロッパーの作品とは想像が付きませんでした。スタッフの国籍は日本、アメリカ 、フランスと多岐にわたっているそうです。

Devolver Directの直後にSteamにて体験版もリリースされました。2020年発売を目指して開発中の作品です。

『Olija』

刺さった場所に瞬間移動できる不思議なモリを手にした主人公ファラデーは、このモリの力でミステリアスな国「テラファージ」を抜け出すために戦います。

『Olija』の特徴は、動きを魅せる2Dアートが描くハイテンションな戦闘です。モリを使った戦闘は、敵に突き刺せば一瞬で間合いを詰めてコンボをお見舞いし、通常のジャンプでは届かない場所にいる敵であっても関係なく攻撃する能力を持ちます。

モリは慣れるまでは操作に少し手間取りましたが、ある程度敵を追尾してくれるので見た目よりは簡単です。モリの方向に移動キーを入れながらもう一度モリのボタンを押せばワープすることを学べば自由自在に戦えました。動きを重視した2Dアートの冴えは戦闘で花開き、高速戦闘はかなりかっこいいアクションで楽しませてくれます。

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なぜ、主人公と仲間たちはこの国に捕えられたのか、オリヤと呼ばれる少女、明らかに人間とは異なる悪魔のようなモンスターたち、そして伝説のモリ。

体験版ではストーリーはほとんどうかがい知ることはできませんでしたが、敵だけでなく仲間になってくれるキャラクターも登場し、物語もしっかりと描いてくれるそうです。

世界設定は東アジアの文化がベースとなっており、武俠ものだということです。武俠ものとは、中国で人気の小説ジャンル。義理を重んじ、武術に長けたヒーローが己の信じる正義を胸に悪人と戦う、というものです。

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主人公ファラデーも、モリを槍のように使いこなし、剣や弩も駆使して悪人たちと戦います。部下からの信頼も厚く、体験版でも船員から慕われているような描写がありました。

このように気持ちの良い人物が、はたしてこの国でどのように活躍するのか、今から楽しみです。


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