セラステス3

龍の輪03-1/ドラゴンのツノ

ドラゴンはツノあってこそドラゴン。なければただのオオトカゲだ。今日はドラゴンのツノについて考えてみる。

肉食動物にはツノ✖️ 草食動物にツノ○

現実世界では肉食哺乳類にはほぼ生えていないのがツノだ。草食哺乳類の羊や鹿のオスがメスを巡って使うのがツノだ。カブトムシやイッカクもオスだけにツノがある。つまり男の象徴だ。(牛やキリンはメスにも生えているそうだ。ヘェ〜そうなの)

角の生えているファンタジーなキャラクター

ファンタジー世界では女の悪魔や鬼にもツノがある。モーセや鬼太郎のツノは霊感アンテナとして表現され、宇宙人のツノは念力発生装置としても表現される。つまり人型のキャラクターにツノが目が生えているということは、目に見えない自然の力を持つことを示している。

肉食恐竜にはツノ✖️ 草食恐竜にツノ○

恐竜もツノを持つのは肉食ではなく草食の方だ。食べられる側が防衛のために巨大なトゲを身体中に発達させている。ミジンコなど捕食されやすい大きさの生物もトゲを生やす。トゲのある植物も多い。ここでは強さの象徴というより、捕食される側の生存戦略として機能している。

youtube【動物のトリビア】ミジンコは危険を感じると頭が尖がる

ツノの生えている爬虫類っているのだろうか?
ググるとツノクサリヘビサバクツノトカゲがヒット。どちらもカッコいい!カワイイ!サバクツノトカゲの体型は竜よりカエルに近いが、目から臭い血のビームを出すという燃えポイントつき。どちらも砂漠に住み、小型なので捕食される立場にもなる。

セラステス/cerastes
中世の動物寓意譚/Medieval bestiary
http://bestiary.ca/beasts/beastgallery532.htm#

ツノクサリヘビをもとにしたと思われる怪物。地中に潜り、2〜4本のツノだけを出して獲物をおびき寄せ捕食する。非常に柔らかな背骨(=柔軟性?)を持つ。クラゲやナメクジのようにブヨブヨという意味?


掲示板で使えるモンスターアイコンが増えるよ。