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代表理事の森田です。

ヒマラボでは「長野県の女子短大生はスマートフォンをどう利用するか」のような、極めて文脈依存的で学術的新規性が無いものであっても、新たな知的生産物として愛でたいという思いがあります。

小さくとも新たに生まれた知識をヒマラボでは「Yocto-Knowledge」と名付けました。「yocto」は国際単位系 (SI) における接頭辞の一つで、基礎となる単位の 10の−24乗です。非常に小さくとも新たな知が生まれたこと自体を喜びたいんですよね(もちろん大きければ大きく喜びます!)。

やさしい卒論発表会

そんなヒマラボで、昨年ヒマラボ研究員として謎解きゲームの研究をしてくれていた福岡大学商学部二部の阿部太一くん。


自身が参加してきた謎解きゲームの出題パターンを分類したり、「謎解き経験度と脱出率の関係」や「脱出成否と楽しさの関係」について分析をしていました。

そんな彼が、学部生が書いた卒業論文という新しい知識をみんなで共有する場を創りたい(願わくばプラットフォームになっていきたい)という思いを込めて、「やさしい卒論発表会」を企画しました。


喧々諤々の批判を行う発表会ではなくて、様々な大学の学生や卒業生そして市民の方々が集まり、楽しみ合う「やさしい」発表会にしたいとのこと。

卒業論文は学部や研究室によっても異なりますが、好奇心の種が埋まっていることがよくありますね。好きなことからスタートしたもの、教員から提示されたテーマだけどもやってるうちに好きになっちゃったもの。何にせよまだ大学院手前であっても頑張って生んだ知識を愛でたい楽しみたい楽しみ合いたい。

「やさしい卒論発表会」の第一回は9月8日に福岡大学にて行われます。第一回は既に執筆した社会人の卒論についてプレゼンしてもらうそうです。
企画までのプロセスもnoteにて更新されていきます。ヒマラボのnote内にあるこちらのマガジンに少しずつ。


ヒマラボからどんどん新しい活動が「生まれていく」のがとても楽しいです。また8月にオンラインやオフラインを通じてヒマラボ研究員の募集の説明会等を行います。ぜひそちらもご参加くださいませ。近日中に発表いたします!

リサーチカルチャーを醸成する事業資金にあてさせていただきます!よろしければ是非です!