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#15 マイナス思考をプラス思考に変えるには

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こんにちは。暇人の考えるラジオです。今日も考えていきます。

さて、今日のお便りは

Q. マイナス思考をプラス思考に変えるにはどうすれば良いんでしょうか

です。

これも多くの人が悩んだことあるんじゃないでしょうかね。他の悩みにも共通して言えることだと思うんですけど、ほとんどの人が共感するレベルの悩みって、それもう個人の悩みじゃなくて人間がそういう性質の生き物だよってだけだと思うんですよね。

人間が進化の歴史で身につけてきた性質が、急激に変化する現代社会、特に先進国の文化に合わないってだけの話で、誰が悪いとか自分がダメとか、そういうもんじゃないと思うんですよね。種族と文化の問題ですよ。例えば新しいこと始めても長続きしないとか、家族に優しくできないとか、今回のマイナス思考もそうですよね。

僕はよく人と自分をちゃんと比べてくださいって言うんですけど、比べないと自分が抱えてる問題が人間としての性質なのかわからないじゃないですか。

それが人間が持つ性質の場合もあれば、性別としての性質であったり、地域の性質であったりね、僕ら生きてるだけで色んな集団に属してますから。そういう集団から生まれる性質を省いて残ったものがその人の個性だと僕は思ってます。他人をよく観察して自分と比較するとあらゆる理解が深まります。

今は自分を人と比べちゃダメだって言う人の方が多いですけど、それは狭い世界の話でね、自分よりちょっとできる人と自分を比べたらそりゃ劣等感爆上がりですよ。でも人間って今80億人ぐらいいますからね。ちゃんと世界中の人と自分を比べたら結構生まれながらにして勝ち組だってことがわかると思いますよ。

余談が長くなりまして、本題に戻ります。

マイナス思考をプラス思考に変えるにはどうすれば良いんでしょうか。

まずこの質問でわかるのは、マイナス思考が悪いことだという、マイナス思考に対してマイナスな思考を持ってると言うことですね。笑

大前提として、僕はマイナス思考けっこういいと思いますよ。だってマイナス思考って、ネガティブな未来をあらかじめ予測することで危険を察知しようっていう、動物として素晴らしい機能ですからね。なのでマイナス思考自体が悪いものではないんだよという、むしろ動物としてナイスな危機管理能力を持ってますよということはぜひ理解して欲しいですね。

あとね、マイナス思考の時って現実と真正面から向き合えなくて、世界を斜めから見るような感じになりません?そういう世界を斜めから見てるような人って、面白くないですか?笑
これ僕の好みも入ってると思うんですけどね、昔からクラスの中心人物には興味なくて、いつも教室の隅で本読んでる子とか、変わってるって言われる子とか、そう言う子たちと喋るのが楽しかったんですよね。陰キャと呼ばれるような人たち。彼らは普段表現しない分、自分の中で考えを熟成してますから。秘めてるものがある分、人として圧倒的に面白いんですよ。

それにね、これは良いお知らせなんですけど、大人になってからも僕が人生で出会ったすごい人や面白い人って、ほとんどの方が基本的にマイナス思考でしたよ。自分はまだできてないとか、あの人すごいなとか、そう言う意識を持ち続けるのは成長に欠かせないと思うので当然のことだとも思うんですけど、やる気満々の自信満々でいるよりはよっぽど意味があると思いますし、マイナス思考が悪いものだとは全く思いませんよ。

なので僕個人としては、マイナス思考をプラス思考に変えようなんてせずに、マイナス思考のまま斜に構えてね、世界を斜め上から見下す感じていて欲しいなと思っちゃいますね。笑

けどまぁね、個人が幸せを感じるには邪魔になるかもしれませんね。

生きるのに必死で生存競争が過酷だった時代にマイナス思考は大切だったかもしれませんけど、現代を幸せに生きることを目的とした場合はけっこう邪魔ですよね。

僕はそのままで全然良いと思いますけど、マイナス思考を脱出するとしたら、まずできることを増やすのは大事だと思います。だってシンプルに考えて、能力が高ければ多くの問題を解決することができるので、未来を不安に思うことも減ると思います。マイナス思考って、言い換えれば未来への不安ですからね。

世界を広げるのも大事でしょうね。色んな世界を知ることで、あ、なんだこれって大丈夫じゃんと言う気持ちになりますから。子供の頃って1人で電車に乗るだけでどこに行っちゃうんだろうってドキドキですけど、大人になれば飛行機でも爆睡ですからね。知らない世界を知って、新しい経験を積み重ねることは思考を変えていくでしょうね。

ほら、海外経験豊富な人って、やたらポジティブに見えません?あれはポジティブなわけじゃなくて、色んな世界を知ってるからそう見えるだけだと思いますよ。

あとはなんだろう。。。あぁ、余計なことしない。結構これ1番の解決法じゃないかと思うんですけど、僕の周りの幸せそうな人、ポジティブな生き方してる人を観察すると、めっちゃ広い世界で生きてるか、めっちゃ狭い世界で生きてるかのどっちかなんですよね。基本的に毎日が家と職場の往復で、年に2回長い休みで海外旅行に行きます。みたいな。世界で起きてることもよくわかんないし、別に新しい友達作ることもない。この感じ最強だと思いますね。

あえて世界を小さく保つことで幸せになるっていう。でも僕これが人間にとっての自然なバランスなんじゃないかとも思うんですね。現代社会の変化に人間の変化が追いついてないって話しましたけど、やっぱ2021年になった今でもインターネットとか飛行機とか、あらゆる工業製品がなかったらと考えたら、ちょうどいい世界の範囲って隣近所から隣町ぐらいまでの距離じゃないかと思うんですよね。要は自分の肉体が日常的に移動できる範囲ですよね。

既にインターネットや飛行機が発明されちゃったのはしょうがないですけど、2021年を生きる全員がグローバルな生き方に参加する必要ないと思うんですよ。だってね、日本では明治時代に西洋文化がドドドドっと押し寄せてきた文明開花と呼ばれた時期があったじゃないですか。あの頃だって、日本にいた全員が西洋文化まじ最高!とはなってないはずなんですよ。

やっぱカステラよりおまんじゅうだよね。みたいな。やっぱ蒸気機関車って石炭臭いから馬の方が良くない?みたいな。国が西洋文化レッツゴーって国民に提示したとしても、僕らは自分の好みのスケールで生きて良いんですよね。だから多様性とかグローバルとか言ってる時代に、地元の人たちとのんびり暮らす生き方も全然良いと思いますよ。

いや今日質問からの脱線がやばいですけど、笑

SNSとかNetflixとか見ると、グローバルに生きるのがカッコイイみたいな、LGBTQを理解して、オンラインで仕事して、アーリーリタイアして、自分らしい人生を手に入れる!みたいな。それが正解ですよ!みんなそれを目指してるんですよ!みたいに感じますけど、それ錯覚ですからね。関係ないですから。

なのでね、無理に世界を広げようとしてる人は一回世界広げるのやめていいと思うんですよ。自分の心地よい範囲を改めて感じてみてほしいんですよね。Netflix見る時間使って、友達呼んでみんなで流しそうめんでもやったら良いと思うんですよ。

心地よい世界のスケールを決めるポイントになるのは、日常的に肉体が心地よく移動できる範囲だと思いますね。ちょっと色んな話しすぎてまとめられないので、すみません、まとめたい人はもう1回最初から聴いてください。笑

今日のお便りはマイナス思考をプラス思考に変えるにはって内容だったと思うんですけど、結論は友達呼んで流しそうめんをやろうですね。

と言うことで今日はここまでです。

最後まで聴いていただいてありがとうございました。

暇人 all the peopleの考えるラジオでした。

ではまた。

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