WSデッキ紹介 宝扉パスパレ

 初めましての方は初めまして。そうでない方もこんにちは。東京でヴァイスシュヴァルツというカードゲームをやっています、ひまじんと申します。これからデッキ紹介やら戦績やらを書き残していきたいと思っています。よろしくお願いします。


 記念すべき初回となる今回は、先日開催されました摩天楼杯(Skype上で行われた、WSの大会。主催者による結果報告はこちらへ)にて優勝した、Bang Dream!のデッキを紹介したいと思います。


 久しぶりの大会とあって、そのとき自分が持っているデッキの中で一番回しやすいと思っていた宝扉パスパレを握ることにしたのですが、結果は以下の通り、優勝でした。

予選1回戦 vsバンドリ(Afterglow軸8宝) 〇
予選2回戦 vsSAO(門チョイス) ×
1-1で敗者復活戦へ

敗者復活1回戦 不戦勝
敗者復活2回戦 vsSAO(門宝) 〇
敗者復活3回戦 vsSAO(8門) 〇
この段階で敗者復活、決勝トーナメントへ

準々決勝 vsニセコイ(宝扉) 〇
準決勝 vsログホラ(門扉) 〇
決勝 vsグリザイア(門扉) 〇


デッキレシピは以下の通りです。(画像はUTool様で作成しました。デッキ名は気にしないで・・・)

しゅわしゅわ

以下、採用カードとその理由について解説していきます。

クライマックス
・しゅわりん☆どり~みん
 宝トリガー、1000/1です。0連動である"ステージ"丸山彩でストックを作り、1連動の"全力応援"丸山彩で手札を作れる優秀なカード。0連動は貼ったとき、1連動はアタックしたときにデッキトップにキャラがいないと失敗となりますが、イベントは1枚だけなので成功率は思ったより高いです。クライマックスが両方手札を増やすトリガーなのもGood。同名で袋トリガーもありますがやはり連打しやすいという点で宝のほうが強いでしょう。

・憧れの先
 扉トリガー、1000/1です。連動は舞台上に4色を必要としますが確定で連パンができるというもの。起こせるのは青のキャラだけなのでLv3の日菜を対象にとることがほとんどですが、打点調整するためにLv0の千聖を起こすことも。コストは2コスト+手札2枚と重めですがLv3の彩でクライマックスを探しに行けるため、打つことはかなり容易です。

レベル0
・"オーエス?オーエス!"丸山彩 3枚
 いわゆる雪精アクア互換、手札をクロックに叩くことで山からキャラを持ってこれます。握れなかったときに集中を持ってくることと、Lv2以降で麻弥のマーカーに入って黄色を発生させることが役割です。4投して0アタッカーと兼用することもできましたが枠の都合で3枚。黄色はこれしかないので、しっかり麻弥のマーカーに入るように、このカードの居場所はしっかりと把握しましょう。

・"重なる音楽"若宮イヴ 3枚
 (ドロー集中を除けば)パスパレ初の舞台上の色を参照しない集中です(+色がそろえば自ターン中全体500パンプ)。これが入ったおかげで、Lv1で連動を目いっぱい出しても集中でめくる枚数が安定するようになり、デッキパワーが上がりました。持ってくる手段はいろいろあるので3枚。

・"短冊の行方"氷川日菜 2枚
 PIG3ルック。主に手札に来すぎたクライマックスを切るために使います。使用頻度は高くありませんがシンプルに好きなカードなのと山崩しに使えるので2枚。日菜ちゃんかわいい。

・"直伝ポーズっ☆"丸山彩 3枚
 いわゆる落下移動。0のエースアタッカーです。Lv1以降は主に赤発生要員として使いますが、まれにリフレッシュ直前の山を崩すためにも使います。他とのバランスを考えて3枚。

・"重なる音楽"丸山彩 2枚
 パスパレ初の、集中以外で手札を増やすギミックです。1コスト+控えのキャラをクロックに置くことで、キャラを回収することができます。打点調整・手札維持・ラインを上げる要員(アタック時どこかに1500パンプ)として序盤の安定化に貢献します。中盤以降はだいたい腐ってしまうので2枚。

・"パーフェクトスマイル"白鷺千聖 2枚
 CIPでトップ公開してキャラなら任意でマーカーに入れられます。これでマーカーゲットして1/0/3500アタッカーとして運用したり、集中のヒット率を上げたり、逆にあえてマーカーに入れずに宝連動を成功させたりと役割は多いです。たまに扉連動で起こすことも。色バランスの都合上青が多くなりすぎてもよくないので2枚。

・"ステージ"丸山彩 4枚
 連動に関しては前述。ほかに全体500パンプと、クライマックス連動が成功したときにどこかに500パンプがあります。コンセプトなので4枚。

レベル1
・"全力応援"丸山彩 4枚
 連動に関しては前述。クライマックスを貼ったときに1500パンプがあるので、最低7000でアタックできるのは強みです。こちらもコンセプトなので4枚。

・"感動の涙"大和麻弥 2枚
 CIPでトップチェックしてキャラならどこかに2000パンプ。トップを見れることで宝連動の成功率を上げたり、宝を握れないときもとりあえず7000アタッカーとして投げつけたりと渋い活躍を見せます。基本は連動重視なので2枚。

・大切な短冊 1枚
 このデッキで唯一のイベントカードです。出した次のターンのメイン開始時に山サーチできます。宝連動では失敗判定されてしまいますがあえて入れているのは、(イラストアドが高いというのもそうなのですが)手札があふれることへの対策と、次のターンに状況を見ながら0コストでサーチできるというところにあります。本当は複数入れたいですが宝連動の都合上1枚。日菜ちゃんかわいい。

レベル2
・"ステージ"白鷺千聖 2枚
 4色いれば追加1コストで疑似リフできるようになる2500カウンター。これぞパスパレといったカードです。ただしLv3にならないとだいたい色はそろわないので、本領を発揮し始めるのもそこから。できる限り握りに行ってLv3千聖を守ってあげましょう。3になるまでに握れたらいいので2枚。

・"ステージ"大和麻弥 2枚
 CIPで控え室からマーカーをゲットし、その色も得る全体レベル応援。色がそろわないとテキストは死にますが、Lv3では千聖か彩が前列にいるのでだいたい達成できます。このカードをバウンスされるとめちゃくちゃになってしまうので風やCIPバウンスのある相手には出すタイミングを考えましょう。複数面出すことはないので2枚。出してもいいんですが集中が残っているほうが強いと思います。

・"ブシドー!"若宮イヴ 1枚
 自ターン中11500アタッカー。赤なので麻弥のパンプの恩恵を受けやすく、だいたいガッツンダーレベルのパワーでアタックすることが多いです。役割は2/2のパワーが高いキャラや早出ししてきたLv3を処理すること。基本的には相手の面を処理するより宝連動を連打するほうが強いので1枚ですが、握れたときや盤面に赤が欲しいときには使っていくというイメージです。

レベル3
・"必殺アイドルポーズ☆"丸山彩 3枚
 扉連動とCIP時3ルックです。連動については前述。連動テキストの都合上3面はできないため3枚。Lv2あたりで意識して握りに行けるときがいいゲームだと思います。

・"未知数の存在"氷川日菜 4枚
 CIPヒールで、さらに4色そろっていれば控えストブ&自身1500パンプです。ストブテキストのおかげで実質1コストヒールとなるので、宝連動でできたストックと手札をもとに大量にヒールできる耐久ゲームの味方。また扉連動で起こすのはだいたいこれです。何枚あっても足りないカードなので4枚。日菜ちゃんかわいい。

・"ポテトはいかがですか?"丸山彩 2枚
 緑色のCIPヒール&アタック時返しまで島風改パンプ。色事故が起こったときにヒールしたり、千聖などの強力なキャラを守ったりするために2枚入れていたのですが、まったく使わないためおそらく抜くことになると思います。空いた枠には千聖1枚と彩かLv2イヴが1枚入るのかな?

・"本当の私を伝えられたら"白鷺千聖 2枚
 全体1500パンプとリバース時1点バーン。このデッキで唯一細かい打点を読めるカードであり、また全体のパワーを底上げしてくれます。これ+麻弥で13000がデフォで読めるのはありがたい。あくまでサブプランということでそんなに使わないかなあ・・・ということで2枚ですが、ヒールの彩が抜ける枠を使って増やすことになると思います。


ここからは、基本的な回し方について。

・マリガン
 宝1枚、1連動の彩、0Lv各種を優先的に残します。ただし集中が2枚手札に来たら切ります。青の彩で回収するものがなくなるので、できればキャラ2枚は控え室に落としておきたいところです。(ここで拾えるなら連動のキャラも切っていいと思います)

・レベル0
 集中と0連動以外はすべてアタッカーとして出していきます。宝がだぶついたときは宝連動を打ってもよいでしょう。扉は雪精互換の彩でクロックに叩いて早めに手札から切っておきます。集中はできればLv0のうちに握っておきたいです。

・レベル1
 連動2種を並べて、宝を貼ってアタックしていきます。宝が引けないときは青の彩を出して手札を切らさないようにしておくとよいでしょう。こちらの連動は相手の影響を受けないので、どこを踏むかなどは相手のデッキの内容次第で変えていきます。ここからLv3に上がるまでにどれだけきれいなストックを積めるかが勝負です。

・レベル2
 Lv1の延長ですが、2/2のキャラを対処しないとどうにもならないと思ったらLv2のイヴで踏んでおきます。そのときも宝連動を併用してカウンター圏外に逃げておきましょう。またここからは、集中でLv3のキャラを手札に加えておいたり、(この段階では色はそろわないことが多いですが)応援の麻弥をセットしたりしてLv3の準備をしていきましょう。このあたりでストックが10枚以上あるのが理想。

・レベル3
 積極的に連パンを狙っていきます。最大5パンできることから8点ぐらいなら飛ばせてしまうので、相手がLv2のクロック5枚ぐらいのときなら連動を読みに行ってよいでしょう(ただし詰め切れなかったときの相手の動きによる)。Lv3に上がったばかりでヒールできないときや相手がまだLv2の序盤であれば千聖を並べて1点バーンを連打し、日菜でひたすら1コストヒールする耐久モードに入るのも選択肢に入ります。どちらにせよこの時点でカウンターを握っていないと弱いので、どうにかして探しに行きましょう。

しゅわしゅわ2

↑Lv3の理想盤面その1。この時点で手札4枚+ストック1枚あれば5連パンできます。ちなみに日菜のパワーは14000、思い出拳などに注意です。

しゅわしゅわ3

↑Lv3の理想盤面その2。0の彩でストックを作りつつチャンプアタックしてリバース面を消し、千聖のバーンをより多く打つことを目指します。0の彩のかわりにヒールの日菜が立つことも。千聖を無理やり踏んできた相手に対しては貯めたストックを使って3コストアンコールすることもしばしば。


・光景対策について
 このデッキはきれいなストックを貯めてデッキ圧縮をすることがひとつのコンセプトなので、光景互換を打たれる(つまり、ストックを崩される)とせっかく圧縮した山札がぐちゃぐちゃになってしまいます。そのときの対策として自分が使うのは以下の2つ。

①噛んだ扉は放置
 食らってもその被害をより小さくする、ということを考えた場合の対応。毒をもって毒を制すみたいなことですが相手を混乱させるという意味では解決策のひとつでしょう。

②あらかじめ打点差をつけておく
 光景を打たれても痛くない、もしくは痛いけど負けるほどではない、という状況を作り出します。相手のキャンセルが弱そうなら扉でもじゃんじゃん貼っていきましょう。

③Lv1彩を3コストアンコール
 そもそも溜まっているストックの数を減らす、という発想。基本的にはLv3の動きがかなり制限されてしまうためやることは多くないですが、ストックがあって使える手札が少ない(集中が当たらない、手札が重いなど)というときには使える方法でしょう。

④Lv0彩の出す量を調整する
 Lv0の彩を複数面連動して(特に山にCXがないときに)ストックを貯めるのはめちゃくちゃ強いんですが、光景ケアの一環としてはあまり多面しない、もしくはそもそも出さないことも挙げられます。1連動が読めれば基本的に手札はもつので、そちらを多面する動きを中心にするとよいでしょう。



 この記事を見て気になったところや質問したいところがあればTwitter @azuki_iRis まで。DiscordにてBushiroad Remote Fightにも参加しておりますので、対戦希望などありましたらお気軽にご連絡ください。

 最後になりますが、これを見てパスパレデッキを使う人が増えてくれたらなと思います。読んでいただきありがとうございました。



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