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できない理由にとらわれず「やりたいこと・できること・やらなけらばいけないこと」に食らいつこう。(日本一元気な30人の総合商社)

寺井良治さん著「日本一元気な30人の総合商社」を読みました。

総合商社双日の前身企業の一つ日商岩井から生まれたベンチャー企業であり30人規模の小さな総合商社イービストレード株式会社の社長寺井良治さん。ITバブルやベンチャー企業ブームの真っ只中で生まれた会社の社長を突然命ぜられて、商材もなにもない状態から会社を成長させていくストーリー。

「小さな会社だからできない」と考えずに、「大きな会社にはできないことができる」と考える。また、「経験がない若手ばかりで困った」と考えずに、「経験がない若手だからこそできるビジネスはなにか」と考える。できない理由を主張し続けるのではなく、できることを探して行動に移していく社長の力強さが印象的な本だった。

1.小さな会社だからできること

小さな会社で働いていると大規模なビジネスや、外国の大統領との交渉のチャンスは大手企業と比べたら少ない。しかし、ニッチの商品の販売や市場規模は小さいがまだ大手企業が手を付けていない市場の開拓など、大手が予算の関係でやりたくても手を付けられないようなビジネスが小さな会社ではできる。

イービストレード株式会社は、特許を取った技術はあるけれど潰れそうな中小企業とタッグを組んだり、ロシア進出で大手が進出するモスクワではなくシベリアに進出したりと、ニッチな分野に攻め込んでいたのが印象的だった。

2.経験がないからこそできること

岩井社長がイービストレード株式会社の社長になったときの社員は経験が豊富とは言えない若手ばかりだったという。その状況に最初は苦悩しても、経験がないからこそできることはなにかを考える姿勢が力強いと思う。

また、岩井社長は会社の事業を考える際に「①やりたいこと②できること③やらなけれいばいけないこと」の3つを繰り返し繰り返し整理していたようだった。この3つを整理したからこそ、経験がないからこそのポジティブさや業界の常識にとらわれないビジネスができたのかと思う。

3.まとめ

この本を読んで、できない理由を主張し続けるのではなくて、できることは何かを必死で考えて実行する社長の姿勢を真似したいと思った。そのために、わたしも自分が「①やりたいこと②できること③やらなけれいばいけないこと」の3つを整理して、行動を起こしていこうと思う。

①やりたいこと:稼げる仕組みを新しく自分で作れるようになりたい
②できること:雑用、ライティング、勉強、遊びの企画
③やらなければいけないこと:与えられた仕事を着実にこなすこと

まずは、目の前のことに着実に確実に取り組みながら、自分のやりたいことやできることに取り組むチャンスを絶対に逃さないように目をしっかり開いている事が大事だと心に留めて頑張ろうと思う。