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「面白さ」は誰かを不快にしていないか?(ミスタービーン)

映画「ミスタービーン」を観ました。

コメディなので、気軽に観られる面白い映画だと思ったら、面白さはわからず、むしろ狂くて、不潔で、少し嫌な気分になった。

何が面白いのかが今のわたしにはわからない。

ミスタービーンの意味不明な行動を、「面白い」と捉える人がいること、私にとっては意味不明な行動は「恐怖・不快」であることがわかった。

人によって、地域によって、国によって、何を「面白い」と捉えて、何を「不快」と捉えるかはそれぞれだという事実を痛感した。

そして、少し視点を変えてみた。

もし自分がなんの疑いもなく「面白い」と思って笑っていることが、他の誰かにとっては「恐怖・不快」である可能性が十分あると気が付いた。

知らぬ間に誰かを傷つけたり、嫌な思いをさせてしまったりする可能性は思っているよりも高いのではないかと気が付いた。

では、無闇やたらに笑いを求めるのが良くないのか。

そうではないと思うけれど、どうしたら他者を傷つけずに「面白さ」を楽しめるのか、わからない。

これから、コメディ映画を観る時に、誰かを傷つけたり、不快にさせたりしない「笑い」は、どのような「笑い」かをぼんやり考えながら観てみようと思った。