噺家大量出演の落語映画。公式サイトの出演者インタビューが面白い!(落語物語)
映画「落語物語」を観ました。
落語家が大量に出演する落語家の映画。
柳家喬太郎師匠や、春風亭ぴっかりさんなど、普段から馴染みある噺家さんが出ている映画だったので、気になって観てみた。
落語映画なので、ケラケラ笑える映画と思っていたら、ケラケラ笑い続ける映画というよりは落語家の日常を描いたドラマだった。
ところどころで、ついつい噴き出してしまうところ、笑いが止まらないところがあるのは、流石噺家さんが監督する映画だ!と感じた。
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落語物語、公式サイトの「インタビュー」、出演者たちの感想が面白い。
ドラマや映画の役者さんと違って、普段は落語をしている噺家さんたちならではの視点で、突っ込みどころ、クスっと笑ってしまうところばかりの「インタビュー」だった。
テレビの仕事は色々やりましたが、映画は初めてです。1時間半の落語はスッと覚えられるのに、台本のたった1行の台詞が体に入らないんなんて、映画は難しいですね。(柳家権太楼)
自分流の絵コンテを描き、落語の稽古のように、相手を想像しながら台本を覚えました。(柳家わさび)
随分叱られもしましたが、本番OKの時に「わさび素晴らしい、真打扱い!」なんて声を掛けて頂いたりして、とても励みになりました。(柳家わさび)
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映画で主人公の噺家役を演じていた柳家わさびさん、誠実そうな噺家さんだったので、わさびさん出演の寄席や落語会を見つけて、今度、聴きに行ってみようと思う。