えりぞvs借金玉裁判について⑧第三回弁論準備手続と二社への調査嘱託回答

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前の記事は先週ぐらいに無料にしましたが、同じようにこの記事も6月30日の手前くらいで無料になります。

(※は俺の補足です)

令和4年5月18日第二回弁論準備手続

原告 5月11日付け準備書面(2)を陳述

被告 借金玉が被告かは引き続き認否を留保する(書面提出は無し)、次回までに本案について反論する。

原告 被告が借金玉かについて人証で立証する(※刑事事件でいう面通しでもやんの!?)

裁判官 原告は準備書面(2)において、被告は借金玉が法人であるなどと一定の主張をしていることを前提に反論しているが、被告が被告=借金玉かについて認否を留保している以上、この点について何らの主張をしていないものとして扱うことになるので、留意されたい

原告準備書面(2)

1.被告適格があること(※被告はこの訴えの被告なのか?)

被告は、借金玉が事業用のペンネームであり、諸権利は法人が保有すると主張する。もっとも、被告は借金玉のツイッターアカウントにログインできることは否定するものでなく、また、本件投稿を行ったかの認否を明らかにしていない。

むしろ、被告自身が「本名非公開作家の実名は(中略)一度認否を保留する必要があると私は考えた」として、自身が借金玉として活動している前提で認否を意図的に保留していることが見て取れる。

したがって、かかる訴訟活動の状況から、被告自身が借金玉として本件投稿を行った事は明らかである。

2.訴えの利益があること(※この裁判に意味があるか)

借金玉による投稿は、えりぞに対する発信者開示請求をすることを示唆し、責任追及を検討していることを明らかにするものである。同時に、「発言と個人情報をセットでインターネットに放つって選択肢あるんですよ」として、情報を公開することも示唆している。

開示請求は不法行為者である発信者を特定し、責任を追求するためのものである以上、「色々考えています」とされており、検討段階であるとしても、責任の追及を行う可能性が明示されている。

(法律論なので略)本件においては、不法行為に基づく損害賠償請求を黙示的に示されている以上、その責任を負担するか否か、積極的確認を求める必要がある。

責任追及を行う可能性が明示されており、これが行われる現実的危険が原告に生じている以上、即時確認の利益がある。

したがって、訴えの利益があることは明らかである

以上

調査嘱託

原告が令和3年10月25日に申し立てた調査嘱託について、令和4年3月16日付けで発送がされていた。

内容は、「貴社と関係のある借金玉の本名、住所の開示を求める」。

締め切りは4月6日。

相手はKADOKAWAとダイヤモンド社の二社。

調査嘱託回答

ダイヤモンド社
・開示すると当社の今後の出版事業に影響を与えるため
・守秘義務契約を結んでいるため
・本件訴訟での当社への調査嘱託に疑問があるため
以上の理由により回答を拒否する。

KADOKAWA社
(5/19時点で)回答書なし

おまけ

5月10日頃の日付で、「調査嘱託の回答確認」「訴訟準備」という名目で原告側が裁判資料の謄写を行っていた。(※ダイヤモンドかKADOKAWAか両方でも訴えるの?)

解説

んまー泥レスみたいな泥沼ですな。キャットファイトじゃなくておっさんファイトですが。

俺は最初から、「虚無訴訟だ」と言ってるとおり、「原告が確認しようとしてる責任の有無なんてのは、開示請求をされたときに争えばいいことであり、先立ってタックルで確認する必要なんてない。」と思ってる。

もし俺が被告なら、訴えるつもりなら反訴で実際に訴えるし、訴えないつもりなら裁判費用について不服がある(あきらかに存在しない債務の不存在確認タックルなんだから原告が払え)と述べるくらいだ。

ただまあ刑事裁判じゃないけど、証拠主義といいますか、被告=借金玉の証明でずっと泥沼ですね。

人証っていっても、刑事裁判みたいに面通ししてこの人ですって指差すわけじゃあるまいし、じゃあ自称、「借金玉の元友人であるまくるめです」って言ってもそれを証明する方法とかめんどいなと。

まくるめ氏の証言は偽造ではないかとさえ思える。以上の理由により、証人まくるめを法廷へ召喚し、法の下の宣誓を行った上、再証言を要求する(フォント大

これで、証人尋問でもやって出てきたまくるめ氏に被告がこんな人知りませんって言って、自称まくるめ氏が証明のためツイッターアカウントにその場でログインして、俺のこと知ってるでしょ!とか口喧嘩になったら俺は法廷で爆笑してしまうと思う。

開示請求からの損害賠償請求だと、「回線の契約者」が「その投稿の責任を負う」という筋書きになってる。ただ、そういうのなしにハンドルネームにタックルをかけにいったとき、認否を明らかにしないとどうなるのか、っつー話になる・・・だけとも言い切れず、被告は反訴を鬼のようにやると宣言してるわけで

紛争はこれから始まるのだ。まだ始まってすらいない。

いつ始まるんだろう。前哨戦すらまだ始まらず、マイクパフォーマンスも始まらず、段取りが続く。

原告は調査嘱託が無視&拒否されたし(回答は強制ではないし、過去の判例でもプライバシー保護を理由に回答を拒否して問題なさそうでした)今更本件投稿を開示請求しようとしてもログの期限きれてるだろうし。自称まくるめ氏をよんだ証人尋問になったら、席の取り合いになりそうですね。面白そうだから。

裁判官的にもそこ原告で立証してねってかんじなの?よくわかんないね。調査嘱託は決定だしてたから、決めようってつもりはあるんだろうけど。被告が被告であることの認否を最後まで拒否し続けた場合はどうなるんだろう。これが証拠裁判主義で疑わしきは被告の利益になる刑事裁判なら無罪だと思うけど。

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念のため

いつものように内容は原文(元書類)とニュアンスをびみょーにかえたり、俺のオリジナリティを入れて工夫してあるし、俺に無断で転載したりは不法行為なのでやめてね。

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