インターネットについて⑤認知プロファイリングという技能

はじめに

認知プロファイリングというのは俺の造語で、「相手の文章から読み取れる相手の認知から、相手の背景や情報を読み取る」技能のことです。別に「プロファイリング」でも通じるんだけど、対象を相手の言語認知に絞ることから「認知プロファイリング」と読んでいます。

まあやってることは”文章探偵”とでも呼ぶべきもので、相手がどんな言い回しを使うか、それは正しい情報なのか?間違ってるなら何故そんな間違いになるのか?とか、様々な読み取れた情報から答えを導くという、それ以前にあったもので言うなら、推理に近いと思う。

本来人類は「文字だけでコミュニケーションをとる」ということをしなかった。身振り手振りや声の抑揚、表情といったものや相手の肩書などからも情報を得るし、なんなら言ってることそのものよりそちらの情報を優先する。手紙での交流も、「手紙」と「対話」は別のものとしてとらえています。

せいぜい誰かの日記とか伝記くらい?思いを文字だけで表現するっていうのは。でもこれも「書き手」という立場を意識して書くものなので、「文字だけで表現」するというのはインターネットのチャットが最初。認知プロファイリングはこの時代に初めて生まれた技術です。

例:「6億円」ではなく「金持ち」と認知する

俺に「6億持ってるくせに」っていう人はもう貧乏人確定なんですね。「お金に困ってないくせに」「いっぱい持ってるくせに」って言うんですよ、金にちゃんと向き合ってる人は。「6億持ってるからなー」なんて認知しないんですよね。

「金」っていうのは「困るか困ってないか」「少ないかたくさんか」で認知するものであって「6億うんぬん」って言ってくる人はコンプレックス丸出しです。

「あいつは金に困ってなさそうだな」という認知が正しくできないで「あいつ6億持ってるくせに」ってなるのはおかしいんですよね。6億なんていちいち認知するわけないじゃないですか。「金に困ってない」とか「裕福」とか「金持ち」とかそういう認知と「6億持ってるくせに」は大きく違うんですよ。

これもこう説明されたら、「あーなるほど」ってなると思うけど、説明されるまでは多分こんな事意識する人はいない。こういうのが「認知プロファイリング」です。

ツイフェミの分析について

このシュナムルさん記事なんかは、俺が最初に認知プロファイリングを大々的に披露し注目されたこともあって、賛否両論というか、反対意見のほうが多かった。「こじつけだ」とか言う人のほうが多数派だった。

シュナムルさん記事の反応で潮目が変わったのは、実際に納得できる物証が出た「筆跡鑑定」だったと思う。やはり物証は強い。このへんから、こじつけだという声は少数派になっていった。

ただ、俺が信頼できる能力の高い友人何人かに最初の記事を見せたら「これはほぼあってるね」と笑ってたし、何より俺自身が確信していたから出した記事ではあった。その後あれほど沢山掘れるとはさすがに予想していなかったが。

親方ちゃんの記事も同じようなもんだし、その他も全部ちゃんと確信した時に出してる。逆に確信できてないときは、きちんと確信できないと俺は書いている。maromisoさんとかはそうだね。

今のところは、「誹謗中傷だ」とかキャンキャン鳴いた人や、鍵垢にひっこんだ人とかはいても、「こいつの言ってることは間違ってる、なぜならこういう反証がある」と出せた人は1人もいない。

この親方ちゃんは、一番激しく反論しようとして「通報を呼びかける」とか色々頑張ってたけど、一切まともな反論が出てこなかったことで逆に自ら証明したのではないかと思う。「凄く痛いところを突かれた」と。まあこれはあくまで俺の感想だけどね。

これが一番わかりやすいかな。見苦しい反論は逆に馬脚をあらわすことになると俺は思う。嘘はつけばつくほど相互に矛盾していく。「男よりも断然稼げる凄腕で、大手広告代理店とも仕事したことある、フリーでも活躍するイラストレーター」がこういう反論をするわけがないんだよね。

なぜそんなわけがないのか?を1つずつ考えて言語化するのは認知プロファイリングの基礎練習になると思う。それらを無意識に思いつけるようになったら、認知プロファイリングが使えるようになったと言える。

俺の反論はこうです。

認知プロファイリングは最新最先端

認知プロファイリングは、「かなり上位の知能」が求められる、インターネット時代に新しく生まれた最新のスキルです。認知プロファイリングを使った分析を正確に読み取るだけでも上位10%は必要かな?使いこなすなら上位1%以下になると思う。

こういうの。日本語って奥深いですね。

認知プロファイリングを意識して使ってると色々見えてくるんですが、ほとんどの人は「ツイッターのような140文字であっても、文章をきちんと理解して読んでいない」。

ではどうやって読むか?順を追って説明しましょう。

知能下から20%の人

基本的に文章を理解することができません。ツイッターも使えないのでしてません。仮にしてても、RTしかしてません。たまにツイッターを見て回ってると、一切自分の言葉で語らず、延々とアベガー(今はスガガーか)とかツイフェミのツイートをRTし続けてるだけの人とかいますが、あれは「自分の言葉で文章を書く能力がない」この層にあたる人です。

知能下から20~50%の人

同じく基本的には文章を理解することができませんが、「りんごが赤い」とか「鳥が飛んだ」くらいは読めます。だから「知能指数が低すぎるやつは死ぬべき」位も読めますね。なので、文を読んで怒ることもできます。基本的には「1文なら読めるが、複数の文章が読めない」層です。

ではこの人達はどうやって怒ったりするのか?それは「発話者に味方をするかどうか」で読みます。嘘だろ・・・?って思うかもしれませんがマジです。「発話者に味方するか」とか「自分にとって都合が良いか」をまず最初に決めつけて、そのあと自分に都合がいいところだけ読みます。

「強烈な皮肉」だというツイートを引用してこういう文章が出てくることに違和感を感じません?

仮に、反論する意図や、それでも私達の勝ちだと勝鬨をあげるにしても「これは皮肉ではない」とか「皮肉だとしても私達の勝ちである」と、引用するなら文脈として触れないと不自然です

他人の発言を引用する場合は、その発言について触れないと不自然だし、誠実ではない」という、文脈というものが理解来ない知能で「自分にとって都合がいいかどうかや自分がそれに敵対するか味方するかで読み取る情報を選択する」という読み方をする知能とはまさにこんな感じです。

知能上から10~50%くらいの人

これは文章だけからきちんと情報を受け取ることは出来ないが、「自分の経験や知識に合致するものがあったり」「物証のようなわかりやすいもの」があれば、情報を受け取る事ができる」人たちです。

ツイッターをしてる層は、だいたいこの「知能下から20~50%の人」と「知能上から10~50%くらいの人」が二大勢力で、多分数は同じくらいです。

知能上位10%の人

文章だけから情報を読み取ることが出来て、それを判断出来る人です。さらに上位1%になると、訓練すれば認知プロファイリングも使えるようになります。この辺の人たちは現実世界で成功しやすいんですが、現実世界で成功するとツイッターとかはしなくなります。なのでツイッターでは超希少種で、彼らは目立ちます。アルファになったりしますね。でもそれは現実で完璧ではなく、ツイッターに何かを求めているということでもあります(自分にも刺さる刃

まとめ

認知プロファイリングは、最新最先端の技術であるがゆえに、その知能の格差が如実に見えてしまう。人類は、インターネットという革新によって、文章をどこまで深く読めるか、書けるかという知能を要求された。

その結果、「人類の知能にはかなり個体差がある」ということがはっきりとわかってしまった。

人類は動物として初めて、知能による人工的な淘汰を受けようとしている。「首が長いから高いところの草を食えた」キリンのように、「少し知恵が回って道具が使えるから」霊長類となった人類は、自らが生み出したインターネットという革新によって「知能が高くないと生きづらい社会」を作って自分たちを淘汰しはじめた。

それがインターネット時代である。インターネット時代の行き着く先が格差社会なのもこのため。知能が低いだけでどうやっても幸せになれないインターネット時代は本当に残酷だ。

応用編


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