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特殊能力統轄学院

どもどもー!
ひょろのラノベ感想第二弾、今回紹介するのはひなちほこさん書かれる『特殊能力統轄学院〜叛逆の優等生と悪魔を冠する少女の共犯契約〜』です!

イラストはシエラさんという方ですね!

ではさっそく綺麗な表紙のアピールターイム!

んー、可愛い......!
表紙にいるヒロインのアスモデウスちゃん、赤ずきんコスというなかなか個性的な格好をしていますが、実はこの格好にも理由があったりします!
まあこの可愛さの前には小さい理由なんですけどね!!!!

簡単なあらすじ!

この小説、超中二病バトルサスペンスでした!
がっつり世界観が練られているため、詳しく解説していくと無限に文章量を取られそうなのでまずはざっとした説明をしていきます!
作中の世界では特殊な力を宿した少女たちがいるのですが、稀に暴走をしてしまうため、危険だからと人口の島に隔離・管理されているんですよね!
その管理をしている組織の名前がタイトルにもなっている「特殊能力統轄学院」です!
そしてこの物語は主人公である紫門が少女たちを監理する監理官見習いとして島に訪れ、幼い頃組織に連れ去られた幼馴染を探そうとするという物語!

主人公は幼馴染を探そうとしますが、データベースにアクセスする権限が見習いだと殆どなく、まずは正式な監理官を目指そうとするのですが、その一環として超厄介な問題児とパートナー契約をすることとなります。
それがヒロインであるアスモデウスちゃん!
ただこの子、問題児なんですけどめちゃくちゃ強いです!

学院では少女たちの能力の強さに応じてカテゴリが0〜7に分けられているのですが、アスモデウスちゃんはなんと学院でも2.5%しか存在しないカテゴリ6なのです!
ちなみにその上のカテゴリ7は5人しか存在しません 笑
さらにさらに、アスモデウスちゃんは学院でも上位の実力派組織である脅威対策委員会、通称『従属特待生』なのです!
まあ要は一定の権限とか願いを叶える権利を与えられる代わりに組織に積極的に協力するという立場ですね!

アスモデウスちゃんにとっては見習い的な主人公と不本意ながらパートナーとなったので反発が起こるのですが、心の奥底に重たいものを抱えているアスモデウスちゃんの内面に触れていき、ちょっとずつ打ち解けていくという王道的なパターンでした!

さて、私が最初に言ったことを覚えているでしょうか?
そう、「超中二病バトルサスペンス」と言いました!

題材的に特殊能力を持った少女が多くいますし、バトルに関しては納得ができると思います。そしてサスペンスに関しても幼馴染を探すことを指すのかなあとわかると思います。

じゃあ超中二病とはなんなのか?

次はこの小説の一つのメインでもあるところに触れていきたいと思います!

といってもそれほど説明は難しいものではありません。
少女たちが発現する特殊能力、これはあるとき自分の中で一つの世界を作ったことで生まれます。
めっちゃ簡単に説明すると、妄想を具現化したのが少女たちの扱う超能力なわけです 笑
思春期の少女たちの妄想、もとい想像力が溢れてしまったことにより超能力は発現し、世に混乱をもたらします。
そんな力を脅威-ARS-と呼び、それを発現した少女たちのことを観測者と言います!

面白いことに当然力の源は妄想力ともいえるので、作中ではかなり個性的な少女たちが登場するのですよね!
しかも強くなるための方法も中二的知識を蓄えることがメインだったりしますし、バトルでも中二病が喜ぶような詠唱やら単語やらが飛び交うわけです!

ちなみにこれがそんな登場人物たちや戦闘場面のイラストです!

まあこれ戦闘に関しては終盤の直前のところなので戦ってはないのですが 笑

さて、だいたい作品の設定とか世界観は噛み砕いで紹介できたかなあと思うので、あとはひたすら感想をベラベラしていきましょうかね!


感想というかただの語り

最初思ったのは「ガッチガチの設定作りでやばい!」でした 笑
私なるべく作中用語を使わないで内容を説明しましたけど、この小説最初からがっつりオリジナル単語連発でこれでもかってくらい世界観をぶつけてくるんですよね 笑
頭の中をフル回転して単語と意味を忘れないようにして読むのが楽しかったです 笑

そしてその世界観のアクの強さに慣れてしまうとめっちゃ面白く感じるんですよねえ!
練られた世界観、際立ったキャラたち、全てが個性の塊で読者をワクワクさせるものでした!

際立ったキャラと言いましたが、主人公が表紙を見る限りクール系かなあと思いきや、かなり喜怒哀楽の激しいやつだったり、アスモデウスちゃんもいろいろな表情を見せてくれますし超可愛かったです......!

これを見てくれよ、この娘中学生なんだぜ......
ちなみに軽く補足すると、どエロいキャラとかいうわけではなく、能力の反動というか影響でこうなってしまっているのです 笑
なのでこれからもたまにこの設定が出てくるのかなあと楽しみにしています 笑

またこの小説、サスペンスと言っただけあって終盤までに驚きの展開が目白押しですし、複雑な謎がかみ合っている物語でもありました!
終盤で驚かされて、さらに事件が終わったあと最後の最後まで驚かされるそんな作品です!
主人公がやばいんですよ主人公が.....!

あと個人的にプッシュしたいのは挿絵の多さですね!
カラーもそうですが、モノクロにも力が入っていて10枚以上あったのではないでしょうか!
しかも使い方がめっちゃ上手いんですよ!
具体的には触れませんが、表紙を絡めたものだったり、最後の最後で次回のためのものを持ってきたりとかこれ誰が発想を考えたんだろうと尊敬してしまいました 笑

純粋にアスモデウスちゃんが可愛いですしね!!!
私的には中盤の天使の翼が生えているまじ天使な挿絵が好みでした 笑

まだまだ全然小説の魅力を語れてないんですけど、これ以上長くなってしまっても読むのが大変だと思うので切り上げます 笑

本当に1巻で世界観が濃縮されて完成している作品なので興味のある方は是非一度読んでみてください......!

長々とお読みいただきありがとうございました!
それでは次の機会がありましたらまたお会いしましょう!

↓気になった方はこちらから購入のご検討を!
https://www.amazon.co.jp/特殊能力統轄学院-叛逆の優等生と悪魔を冠する少女の共犯契約-MF文庫J-ひなちほこ/dp/4040641817


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