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2023年のゲーム振り返り日記(後編)

 2023年に初めて遊んだゲームのまとめ、今回は「後編」です。
 長いようで短い約2か月の夏休みを終え一旦普通のまじめな会社員に戻りつつも、行動のプライオリティの最上位にゲームをおいた上で合理と効率を重んじながら生きているうちに大晦日になっていました。お互いよくやったよな。
 この時期は地味に暮らしていた感じですが、とはいえゲーム以外の既存の趣味(読書・料理・競馬)を程々に嗜みつつ、新しい趣味としてAIイラスト作成にハマったりと、それなりに楽しく生きていたと思います。AIイラストについての駄文は最後に載せておきますので、気が向いた方は読んでみて下さい。

 では、今年最後のゲームまとめ「後編」…8月から12月分になります。


21. Q2 HUMANITY

開始日:2023/9/1 機種:PC ★★ クリア済
一世を風靡した物理演算パズルゲーム「Q」に、自由に動かせて能力を持つキャラクターによるCo-opという新要素が追加されたことで、パズルは複雑だけど力業でもクリア可能な、とても好きな塩梅のゲームになっていた。脱出ゲームを友達と遊ぶ感覚が手軽に楽しめてハチャメチャに楽しい。その分ソロプレイ向きではなくなっているのかもしれないけど…両取りしようとして中途半端になってしまうよりは全然良いんじゃないかな。

22. ドキドキ文芸部 プラス!

開始日:2023/9/17 機種:PC クリア済
実はホラーゲームだとストアページにも書かれていたので、想定される各種展開を推測してからプレイした結果、推測した通りのことが実際に起こったのだった。要するに純粋に楽しむことに失敗した。…とはいえノーガードでプレイしてメンタルダメージを受けたくも無かったので、これは仕方がない。

23. ファミレスを享受せよ

開始日:2023/9/17 機種:PC ★ クリア済
本当に面白いと感じるゲームにあるのは「ウェルメイド」ではなく「センス」だなと、強く再認識させてくれた良作。「なあ君、ファミレスを享受せよ。 月は満ちに満ちているしドリンクバーだってあるんだ。」というテキストに本作のセンスが詰まってるので、何かを感じたなら遊んでみましょう。

…あと、音楽もとても良いです。AAA作品ではまずお目にかかれない粗削りな音だけど、これが心に刺さるんです。こういうゲームに出会いたくてインディーゲームを遊んでいることは間違いない。

24. 終のステラ

開始日:2023/9/29 機種:PC ★ クリア済
選択肢が一切存在しない純・ビジュアルノベル。AI技術の進歩が止まらない2023年現在の科学を元に空想された「将来こうなるかも」と思えるポストアポカリプス世界は、その世界観に浸っているだけで楽しかった。そして主人公とヒロインの物語を通して、人の生き様について考えさせられるのだった。

…これはあくまで自分がそう思ったというだけの話ですが、読後感が、昔遊んだ「AIR」に近い気がしました。そりゃ同じ製作元(Key)なんだから当然だろうと思われるかもしれませんが、AIRがリリースされたのは20年以上も前な訳で。20年という年月を経ても、この味わいを出し続けられるのはすごいことです。

25. MY LITTLE UNIVERSE

開始日:2023/10/5 機種:PC  
素材Aをx個集めて装備を強化したら、今度は素材Bをy個集めて装備を強化したら、今後は素材Cを…という、ゲーマーが得意とする「ゲーム内で何かを積み上げる行為」をずっと遊べる作業特化型ゲーム。資産の数字が増えるのはいつだって嬉しい。PC版はCo-op対応しているので、友人と駄弁りながら遊ぶと作業感が無くなってさらに良し。

26. スーパーマリオブラザーズ ワンダー

開始日:2023/10/20 機種:NS  クリア済
「マリオメーカー」で既存ギミックを駆使したステージ作りはユーザーに任せつつ、ニンテンドーが作るマリオではユーザーが作りようのない奇想天外な楽しさを提供する…という製作面での構図が見事。憶測だけど、マリオメーカーで作れるものなら提供する意味がないという意識がゲーム作りに良い方に働いたんじゃないかな。

27. ウーマンコ ミュニケーション

開始日:2023/10/26 機種:PC ★ クリア済
会話に潜むうっかりセンシティブワードを撃ち抜いていくバカゲーと思いきや、それだけでは終わらないのがこのゲーム。そもそもなぜ主人公はセンシティブワードを見つけないといけないのか…? 実は物語に真の魅力がある作品だけど、センシティブワードに日本語の奥深さを感じるだけでも十分に面白い。

なお、センシティブ判定に引っかかっているのか、Steamへのリンクがサイトエラーになってしまうようです。仕事してるなあ…。

28. デイヴ・ザ・ダイバー

開始日:2023/11/22 機種:PC ★ クリア済
売上の為に水中での狩猟効率を求めていく飲食店経営ゲームと思いきや、ゲームが進むにつれて冒険・収集・養殖・稲作・ライブ・牧○物語・た○ごっち…と何でもアリになるよくばりゲーム。主人公のデイヴを含めて、中年達が皆それぞれ自分の仕事を楽しんでるな~という雰囲気がステキだった。

29. パーティーアニマルズ

開始日:2023/12/5 機種:PC ★ 
わちゃわちゃ系多人数対戦ゲームの決定版かもしれない。フレンズとキャッキャ言いながら殴り合うのがめちゃくちゃ楽しくて無限に遊んでしまいそうになる。やっているゲームの内容や好みが「すごいへべれけ」(1994年発売の4人殴り合いゲーム)を遊んでいた30年前から変わっていないと思った。

30. Moving Out 2

開始日:2023/12/22 機種:PC ★ 
何かのお仕事を分担して遊ぶゲームは「オーバークック」以降の多人数協力プレイの定番なのだけど、意外に今年はここまで仕事(のようなゲーム)をしてきていなかった。2作目ということで内容がより練られたのか、ギミックやルールが豊富になっていて面白い。アクションパズルゲームなのに、本編と関係ない小ネタの翻訳が無駄にしっかりしているのも面白い。

31. Refind Self: 性格診断ゲーム

開始日:2023/12/24 機種:PC クリア済
プレイヤーが選択する行動によって性格を診断する。…という体で、あるアンドロイドの物語を体験することになり、よくわからないままに最後まで進めると、割と本気の性格診断の結果が表示されるという変なゲーム。でも、最後まで性格診断を進めることですべてが見えてくる。そんなゲーム構成に、同じ作者の「7 Days to End with You」に通じるものを感じた。


おまけ・2023年の新しい趣味「AIイラスト作成」

 ツイッター(現X)でちょくちょくつぶやいていますが…今年は「AIイラスト作成」に、新たな趣味と呼んでもいい程度にハマっています。

 AIイラスト作成は2023年の人類にとっては新規要素なので、色々とお騒がせになることも多いですね。でも、それについてはここでは特に何も言いません。それは社会問題の話であって、趣味として個人的に楽しむという観点においては些末な事だからです。
(法や権利は整備されていくべき…とはいえ最終的にはGAFAMやMATANAのような大きな組織が管理・運用を行うようなロウフルな図式になってしまうんだろうな…とは考えています)

 というわけで、趣味としてのAIイラスト作成の話をします。

 とはいえ、言いたいことは一つ。
 自分の好きなキャラクターのイラストを、他人とのネゴシエーションを一切必要とせずに、自発的かつ超高速で生成できること。この一点において、AIイラスト生成ソフトウェアは間違いなく自分にとっては福音だと思っています。

 AI生成される画像に自動生成感が付きまとうだとか、60点は出せても100点の絵は描けないだとか、同じような構図や表情の絵しか生成できないだとか…まあ~欠点も多いです。発展途上の技術だなと思います。でも、それがどうしたって話です。自分の(よこしまな)要望を数十秒で形にできるという楽しさが圧倒的に上回っているんですから。プロンプトを調整しながら出力結果を自分の理想に近づけていくトライ&エラーはとにかく楽しい。悪魔的楽しさです。ガチャのランダム性にも似たところがあって、射幸心が煽られる部分もあります。でもガチャとは違って何回トライしてもかかるのは電気代だけです。

 そんな楽しい遊びが個人のノートPCでゴリゴリ動かせるんですから、まあ~すごいモノが出てきたな~2023年~という感じです。そして前述の通り、AI生成は発展途上の技術なので、多分今が触って一番楽しいと思います。
 こういう「旬」の楽しさを黙って見逃すのは人生のとっての損失だと思っているので、2024年も面白そうなことは積極的に自分で試すフットワークは維持していきたいですね。

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