２０１９年に遊んだゲーム振り返り

毎年、年末が近づくと必ず、その年に買って遊んだゲームのことを振り返るようにしている。楽しいゲームの事を思い出す事は楽しい。楽しくなかったゲームも無くはないけど、それも今ではいい思い出です…という事にしておく。

そういう訳で今年もゲームのことを振り返ってみた。
先に要点を書いてしまうと「DEATH STRANDING」と「十三機兵防衛圏」はマジで遊んだほうが良い。両方とも、遊んだ後に今後の人生でこのレベルのゲーム体験を得ることができるんだろうか…と考えて悲しくなる、ゲームロス症候群が生じた。通常のゲームでここまでなることは無いので、どちらも体感的な意味で確実に名作だったと言える。
なお、デスストのロス症候群のことを最初配送ロスと書こうとしたけど、サムが崖から転げ落ちて荷物が大量破損する悲しい場面しか思い浮かばなかったのでやめた。

◆◆◆◆◆

以下、買った順にゲームを振り返ってます。
※クリア済みのものも多いので、どうしてもネタバレになってしまっているものもあるかもしれません。一応配慮はしているつもり。

1.
Iconoclasts

機種：PS4 DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：－
ドット絵は物凄く良いのに、お話が残念なアニメのようなゲーム。イライラした登場人物たちが次々に死んでいって、最後になんかよくわからん生き物を倒して終わった。
話に想像の余地を残しすぎでは…？
長所と短所がはっきりしているのがインディーゲームらしい。

2.
伊勢志摩ミステリー案内
偽りの黒真珠

機種：NS DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：★
現代によみがえった、ファミコンあるあるコマンド選択式ミステリーアドベンチャーゲーム。
作り手にしっかりとしたこだわりがあるのか、ファミコン感の再現が素晴らしい。しかし、Suicaでロックするタイプのロッカーが駅に置かれていたりと、舞台はあくまで現代なのが面白い。
遊んだ後は仕事終わりに居酒屋に行きたくなる。

3.
FitBoxing

機種：NS DL　クリア状況：－　オススメ度：－
高垣楓（デレステ）みたいな声のトレーナーにひたすらしごかれるゲーム。やっているとリアルAGIとDEXがちょっと上がる…気がする。
後述の「リングフィットアドベンチャー」と比べて激しい動きを求められる為か、筋肉痛の誘発率が高い。
体重は特に減らなかった。

4.
ガールズ＆パンツァー
ドリームタンクマッチDX

機種：PS4　クリア状況：クリア済　オススメ度：－
DLC扱いなのだけど、NS版は単品でリリースされているので一本にカウント。
面白いのだけど、有料部分の内容はボリュームの割に高かったな…と言う印象がどうしても先行する。まあ、ガルパンというコンテンツへの応援と思おう。売り上げの一部は最終章の残りの話の制作に充ててください。
蝶野教官の10式戦車で無双できるのはゲームならではの体験。

5.
開店デパート日記

機種：NS DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：－
自分なりのAEONを作ることができるゲーム。イオンモールメーカーというタイトルにしても差し支えない。というか生活圏内にある大型店といえばAEONなので、どうしても脳内にAEONをイメージして作ってしまう。
★５店舗を作るところまで遊んで終わらせたけど、もっと色々作りこみできたかもしれない。

6.
マーベル スパイダーマン

機種：PS4　クリア状況：－　オススメ度：－
技術的にすごい良くできているゲームであることには異議は無い。
名作と言われることもすごく納得できる。
でもまあ、それはそれとして、ハマれるかどうかはまた別の話なんだなあ…ということがよく分かった。
重ねて言うけど、よく出来たゲームであることは確かなんです…。

7.
ケイデンス・オブ・ハイラル:
クリプト・オブ・ネクロダンサー
feat. ゼルダの伝説

機種：NS DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：★
クリプト・オブ・ネクロダンサーのスピンオフだけど、内容は普通にゼルダ。ただし「４つの剣+」や「トライフォース３銃士」といった変わり種の系譜。グラフィックはすべて２Ｄで、ドット絵の質も高く、ある意味本家より頑張ってる感じ。
リズムに乗ってアクションすることを強いられるので、序盤は思うように戦えなかったけど、中盤以降は慣れてきて、するする動いて敵を倒せるようになるのが気持ち良かった。
そういえばゼルダ姫ではクリアしたけど、リンクでは遊んでない。ゼルダの伝説だからそれでもいいか。

8.
SAMURAI SPIRITS

機種：PS4　クリア状況：クリア済　オススメ度：★
めちゃめちゃ大味なところもある（例：勝ち確からの強斬りで無事死亡）けど、年に一度くらいのスパンで会う友人と遊ぶ分には、このくらいがちょうどよい。
自分は、皆で遊ぶゲームには「一笑」が欲しいのです。
今どきの格闘ゲームらしくDLCでキャラが追加されていってますが、オリンピックイヤーとなる2020年には不知火幻庵が電撃参戦するものと信じています。何卒よろしくお願い致します。

9.
勇者ヤマダくん

機種：NS DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：★★
長期間プレイを前提とした運営型のゲームバランスと課金要素を除けば良いゲーム…であることがスマホ版の時点で判っていたので、その両方がコンシューマー向けに再調整された本作はとても良い感じになっていた。
ただ、スマホ版から引き継がれた、ラスボスのアストロン＆リジェネ連発は許されないからな…。
面白かったけど…。

10.
ザ・ニンジャウォーリアーズ
ワンスアゲイン

機種：PS4 DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：－
ダウンロードソフト専売ソフトにしてはちょっとお高いところと、ゲームバランスガバガバなところに目をつむれば、楽しくて懐かしい、良いゲーム。
操作次第で色々な技を繰り出せるアクションゲームは割とレアなので、そこはしっかり褒めてあげたい。
追加キャラのヤシャ（低身長巨乳の殺人マシーン）をデザインした人の性癖も褒めてあげたい。

11.
ブラッドステインド：
リチュアル・オブ・ザ・ナイト

機種：PS4 DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：★★★
（Kickstarterで投資してから発売されるまでが）NKT…。
俺たちの待ち望んでいたIGAヴァニアそのもの。
あまりにそのものすぎてIGAがコナミに怒られないか心配になった。
トロコンするまで遊んだら、主人公がいつの間にか、高速で飛び回りながらすごい勢いでドロップアイテムを回収する生き物になっていた。

12.
イージス ディフェンダーズ

機種：PS4 DL　クリア状況：－　オススメ度：－
パズルとタワーディフェンスが楽しめる、変わり種だけど楽しいゲーム。
友人との協力プレイを楽しんでいたのだけど、うっかり最高難易度で始めてしまったために、最終的に楽しさよりガチ度が勝ってしまったことが反省点。遊びなのだから、余裕が無い状態にするのは良くないよね…。

13.
熱血硬派くにおくん外伝
リバーシティーガールズ

機種：PS4 DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：★
ポップなグラフィックは今年一番。時々ボーカルがまざるＢＧＭも雰囲気があってすごく良い。
だというのに、敵が強すぎて爽快感が得られないという一点が、全てを残念な感じにしてしまっている…。外伝とはいえくにおくんなのに、必殺技を使っても爽快感が無い事について、作った人は一体どう考えていたのか。
一応、強くてニューゲームができるので、２周目では多少は改善されます。でもそこまで行く前に挫折する人が多そう。

14.
ゼルダの伝説　夢をみる島

機種：NS　クリア状況：クリア済　オススメ度：－
ゲームボーイ版の内容そのままで移植されるのならば本編のボリュームがかなり控えめになる…ということを承知の上で買ったので、その分、全ての要素をもれなく楽しませてもらうことを目標に遊びきった。
賛否両論らしいパネルダンジョンも、本編の完成度の高いダンジョンを体験した後にトマソン部屋満載のクソダンジョンを本気で作るのは、なかなか乙なものでした。

15.
ライザのアトリエ
〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

機種：PS4　クリア状況：－　オススメ度：－
実はまだちょっとしか触っていない…。
本作の楽しい部分までたどり着いていない状態なので、現時点での感想は差し控えます。リラの水着DLCを買ってからちゃんと遊ぶつもり。（ゼノブレイド２の時と同様のモチベーション）

16.
バーガータイムパーティー

機種：NS DL　クリア状況：クリア済　オススメ度：－
ファミコンで遊んだバーガータイムのリメイクそのもの。PS3の時に「スペランカー」や「いっき」や「エレベーターアクション」といったレトロなゲームがリメイクされていたけど、あのノリです。
原作の要素（アレンジBGMなんかもある）をちゃんと受け継ぎつつ、４人協力プレイも追加されていたりと、普通に面白い実直なゲームなのだけど、本作自体の知名度が低すぎる気がしてならないことが気になってゲームに集中できない気がしないでもない。

17.
すすめ！！ まもって騎士
姫の突撃セレナーデ

機種：NS DL　クリア状況：－　オススメ度：－
アクションとしての面白さは前作に近いのだけど、前作にあった積み重ねの成長要素を廃止してしまったのが残念でならない。アーケードゲームライクなステージクリア型ゲームにしたってことなのかもしれないけど…。
長く遊びたかったんだけどなあ。
とりあえずオンラインプレイがめちゃめちゃラグる現象の早期改善を望みます。

18.
リングフィットアドベンチャー

機種：NS　クリア状況：－　オススメ度：★
フィットネスソフトはアプリケーションかゲームか…という話で、本作は過去のニンテンドーフィットネスシリーズと比べると、だいぶゲーム寄りに作られてるなあと感じる。
お陰でとても遊びやすく、クリアするまで頑張れそうな気がしている。
なお進捗は牛歩そのもの。だってゲームの中でも「毎日やらなくても良いぞ」って言ってくれるし…。

19.
DEATH STRANDING

機種：PS4　クリア状況：クリア済　オススメ度：★★★
「メタルギアソリッドV ファントムペイン」を遊んだ後でも、いや遊んだ後だからこそ、小島監督という人を甘く見ていたのかもしれない。控えめに申し上げて天才ですよ…こんなの誰も作れないし世に出せないよ…。
物語と配送ルートの開拓が楽しすぎて、購入からトロコンまでずっと遊び続けてしまった。
今後、小島プロが別の新たな作品を世に出す可能性があるというだけで、これからも生きようという気になれるすごい作品。

20.
十三機兵防衛圏

機種：PS4　クリア状況：クリア済　オススメ度：★★★
美少女、巨大メカ、宇宙、AI、タイムトラベル、ドロイド、ナノマシン…といったみんなが大好きなSF要素が惜しみなく注ぎ込まれた、こだわりのシェフが作った牛焼肉ミックス弁当ごはん大盛りみたいなゲーム。そういうのが好きなら絶対やりましょう。
ヴァニラウェアお得意のアクションRPGで使われていた技術を全力投入してアドベンチャーゲームを作ったらこうなるんだなあという、「DEATH STRANDING」とは別のベクトルで、こんなの他の誰も作れないし世に出せない作品。

21.
Wattam

機種：PS4 DL　クリア状況：－　オススメ度：－
説明するのが難しい、感覚的な愉快さを楽しむ作品。PS1時代にこういうのが多かった気がする。
「塊魂」が有名な高橋慶太氏がデザインしたゲームなのだけど、同氏が「塊魂」の後にデザインした「のびのびBOY」より、さらに感覚的というか、より原始的に楽しい！という感覚を得られるゲームのようだ。ウ〇コが当然のようにいっぱい出てくるし…原始的というより小学生的かも…。

◆◆◆◆◆

以上、２１本が今年遊んだゲームになる。
（厳密には、ここに書いた据え置き型ゲーム機のソフトだけでなく、スマホゲーや、Steamのインディーゲームも色々遊んでいるけど。それについても、またどこかで書くかもしれない。）

今年はオススメ度★★★（ほしみっつ）のゲームが３本もあったので、個人的にはかなり豊作だったな…という印象。
そして、ほしみっつのゲームがどれも作家性が非常に強い作品なのは、決して偶然ではないのだろう。やっぱりそういうゲームは「刺さる」のだと思う。

◆◆◆◆◆

ここ数年、ゲームまとめを毎年別媒体で公開してしまっている。読みやすい形を暗中模索中。
ご参考に過去分のリンクも載せておきます。

・去年（２０１８）のゲームまとめ

2018ゲームまとめ.pdf

・一昨年（２０１７）のゲームまとめ

ひらのゲーム雑記ADVANCE2