アルバイト

僕はアルバイトを探しているのだが、かなりなめた条件で探している。それに関する僕のツイートを見てほしい。

「そんなの無いだろと思った」と言われた僕のツイートだ。あらためて客観的に見ると明らかに多くを望みすぎている。

これが許されるのは超ハイスペックで資質を判断する必要もなく、1日雇うだけでもすごいメリットがあるスーパーアルバイトくらいだろう。

僕はそうではない。現在バイトしている事務所で、現金と売上額が一致せず5000円くらい足りない状況を平気で出す人間だ。
バイト先の社長も怒るとか呆れるとかじゃなくて「さすがに凄いなw」みたいな事を言っていた、人格者である。そして僕は無能アルバイトだ。

一応言い訳をしておくと、その時僕が自分の財布に5000円くらいあればそこから補填するくらいの気概ならあった。そうすれば事務所に迷惑はかからなかっただろう。
よく考えたらこれは気概とかではなく隠蔽工作だろうか。最悪である。そのとき金がなくて良かった。

そんな最悪のアルバイトである僕だが、前述したような好条件な……好条件というか、無責任な条件で雇われたいと考えているのにも理由がある。
ちなみに、高収入が欲しいとかは特にない。

理由1 「なぜ、日雇いが良いのか」

まず、バイトは「金が貰える趣味」にしたいのだ。

こいつマジなめすぎだろと思ったかもしれない。すみませんでした。でももうちょっと続きを読んで欲しい。

まず僕は実家に住んでいて、その上で生活費や学費の全てあるいは1部を自ら稼ぐことを家族から要請されてはいない。これに関しては大変ありがたい環境だと考えている。とても恵まれていると理解しているし、甘えであると批判を受けても仕方ない境遇ではあると思う。その事を自覚し、自覚したうえでの振る舞いを心がけたいと思っている。

それはそれとして、僕はバイトをするなら金を貰える趣味にしたい。要するに楽しくなければやりたくない、給料が欲しいからバイトめんどいけど我慢するみたいな事はしたくないなぁということだ。

社会勉強のためにやっとくんだとかいう意見もよく聞くし、実際そうした面も有るのだろうが、その種の言説がある程度支配的である以上そう考えている学生アルバイトは星の数ほどいるはずだ。
だったらその社会勉強をした人達で十分社会は回せるではないかと思うので、僕はその役目を引き受けなくても良いかなと、そのように考えている。
(そのように考えている。( ー`дー´)キリッ じゃねーだろ)

そもそも、特に金を使う機会が少ないというのもある。友達が少ないからだろうか。いや、正確に言えば同級生の友達が少ないからだろう。
実際、大人とどっかに行ったりなんか食べたりする場合、特に食事なんかは大抵向こうが奢ってくれるものだ。
と思ったが先日高校の同級生に映画代と食事代を出してもらったのだった。向こうは誕生日だから云々といっていたが僕の誕生日は10月である。

まずい、早く金を稼いで寄生虫をやめたい。僕は金の為にバイトをしようとは思わないが、人間を始めるために金を稼ぐことなら躊躇わないつもりだ。同級生には僕を積極的に遊びに誘って人間にして欲しい。

それはともかく、とにかく楽しくないと続けたくないのだ。そう、あくまで「続けたくない」だけだ。だから単発で一日だけとかなら良いのである。そもそも僕は別に新しいことや労働全般に抵抗があるとかではない。なんでもやってみるのは楽しいし。
それに単発でやってみた仕事が楽しければ、同じ業種で固定のバイトを探せば良いのだし。色んなことをやってみるというのに関しては全然積極的だ。

しかし書いていて思ったのだがなぜこんなにも「ん?一日くらいならなんでもやりますよ〜」的な偉そうな態度なのだろうか。そもそも落とされるという可能性を念頭においていない感じもする。
こうして自己批判を挟んでいくことで、本物の世の中なめた奴にならないようにしようという意思が、僕にはあります。

理由2 「なぜ、説明会や登録会、面接が無い方が良いのか」

行けないからだ。

遠くて……とかではない。僕は都心まで電車で二駅くらいの場所に住んでいるので、大抵のところには1時間前後で行ける。じゃあなぜ行けないのか。

これは別に説明会や面接に限らないのだが、僕はとにかく遅刻が多い。
なぜ遅刻が多いのか、とかつて高校の先生に尋ねられた時「時刻通り行くことをそこまで大事だと思っていないから遅刻するんだと思います」と他人事のような回答をしたことがあるのだが、まぁ実際そういうことだと思う。もっと責任をもて。

ちなみに、それは「用事そのものを大事だと思っていない」ということではない。実際そういう場合もあるのだが、大抵のケースでは用事そのものには積極的だ。高校も好きだったし、バイトの登録会や面接も、行ったことがないので行ってみたい。ただ「予定通りに行かなくても良いんじゃないかな〜?」と心のどこかで思っているのだ。

後これを読んでムカついた人も、嫌がらずに僕のことを誘って欲しいです。図々しいこと言ってごめんなさい。でも貴方と遊びたいし、あとさっき書いた通り人間になりたいです。

ただ、「時刻通りに行くことを大事だと思っていない」というのは、実際に遅刻するような時間になってもぼーっと時計とか見ながら「あー、約束の時間には間に合わないけどまぁ、構わんよな〜??」とか思っている訳では無い。
そうではなくて、別に全然出発とは関係ないことをしていたらいつの間にかなんか遅刻している、という状況が常だ。それで、なぜそうなってしまうのかと原因を考えると「まぁ、大事に思ってないからそうなるんだろうな」と結論づけられるということだ。間に合わないと気づいたらめっちゃ焦ったりはする。

ただ、悪い癖として遅刻することをギリギリまで相手に伝えないのでそこは申し訳ないなあといつも思う。
これは根本的な僕の悪癖というか本当に良くない部分で、とにかく隠蔽体質というか、怒られたくないという意識が強いせいで最終的にはわかってしまうことでも先延ばしにしよう先延ばしにしようとしてしまうのだ。
この怒られたくない意識は自分の中でかなり強く、たとえば小さい頃なにかしでかして叱られた時など、理由を聞かれたりしても一切答えたことがない。完黙(完全黙秘)です。完黙が大事ってこないだニコニコで見た警察対処法ビデオにも書いてあった。

警察対処法ビデオ 「完黙」 
1 http://nico.ms/sm5983710

なぜ完黙しているかといえば、「なんて答えたら怒られないかわからないから」ということにつきる。だから昔から何か怒られたりするときは相手が呆れてどっか行くまでずっと黙ってた。

話が脱線したけれど、僕が言いたかったのは別に遅刻してるときはちゃんと焦っているし申し訳ないと思っているということです。もちろん、登録会や面接のときも。じゃあちゃんと早く行け。


まぁ、それが出来ないから困りものなんだけれど。

理由3 「なぜ、その日払いが良いのか」

今金が無いから。

これは単純だ。別に僕は貯金がしたかったりするわけではない。今、今月、使うお金が無いのである。だからすぐ欲しい。今働いて来月貰うのでは遅いのだ。


そもそも僕がなぜ今こんなにもお金が無いか、といえば全てこいつのせいである。

これは「paidy」というサービスだ。
クレジットカードや事前登録なしで、提携したショップで翌月払い決済ができる。
必要なのはメールアドレスと電話番号だけという手軽さ、おそらく小学生や中学生など幅広い年齢まで搾取の対象としようと考えた最悪の人間が設計したのだろう。コンビニ払いもできるので、本当に小学生でも使えるはずだ。

そうして無限に来月の支払いが溜まっていき、そうしてついに月をまたいだ時には小学生の小遣い程度ではあまりに足りない金額が膨れ上がっているのである。そして大学生である僕の金銭感覚もまた小学生程度だったのが今回の金欠に至った原因だ。

ただ大学生だったので銀行口座の残高が2000円になるまで引き出したらギリギリ払えた。良かったね。

僕が今回ほんとうに伝えたかったのは「paidy」は危ないということかもしれない。そんなのお前と小学生くらいだろ馬鹿、という指摘は、心に閉まっておいて欲しい。
真っ当な理由で自分の非を指摘されるというのは、自由に使えるお金が無いことなんかより余程刺さるものだ。

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