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[43]米政策金利発表後の振り返り

米政策金利発表でどうなったかを振り返ってみたいと思います。
関連記事は以下になります。
[32]アメリカ不況の到来?|髙山彦行|note
[35]アメリカの街の現状|髙山彦行|note
[37]アメリカ政策金利と金融市場混乱|髙山彦行|note

発表結果

依然インフレが続いていると判断したようです。政策金利は+0.5%でしたが、最大上限は引き上げられたことで再度の利上げがある見通しになったため、発表時は若干のドル高となりました。思っていたシナリオの中間的な結果となってしまいました。すみません。

市場の反応

政策金利の発表の有った15日はドル高が続きましたが、16日はドル安に転じ16日23:45(日本時間)の経済指標発表時に一瞬で0.5円下げをするなど、やはり神経質な反応をしています。これは経済指標で予想よりも悪い値が出たためです。

また、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されてい以降、NY株は下落しています。
有名な格言に「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えてゆく」という物があります。伝説の投資家ジョン・テンプルトンの言葉だそうです。果たして、今は”幸福感”にいるのか”楽観の中”いるのか。

今後の経済見通し

金利見通しと経済見通し

9月時点の予想よりも更に悪化する見通しになっています。GDP成長率、失業率も更に悪化の見通しとなる一方、落ち着き幅は減るもののインフレはひと段落するという予測になっています。
また、[32]アメリカ不況の到来?|髙山彦行|noteの記事を補強する記事を見つけたので紹介しておきます。

米国の企業の景況感(ISM製造業景況感指数)と長短金利差

(了)


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