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120m€を一旦忘れてみる

いらすとやさんのイラストめっちゃ好きです。

note超お久しぶりです。こんにちは。Hikotaです。人に書いてもらう系は何回かやってるけど、自分で書くのは2月以来。完全に放置していました笑。

今回は久々にこのツール使って話題のグリーズマンについて書いていきたいと思います。ツイートするには分量が多いけど、ブログの方で書くほどの内容ではないのでnoteです。あとTwitterは色々誤解も生まれちゃうので笑。

なので敬語も外します。呟きだと思って読んでください。真面目なやつは向こうのブログで書いてるんで是非。

本文

グリーズマンが苦しんでいる。

期待に沿えなかった昨季からの捲土重来を図った今季。開幕戦では4-2-3-1の3の右で先発。スタッツはこんな感じ。

出場時間 77分
タッチ数 30回
シュート 1本
キーパス 0本
ドリブル 0回
WhoScored』より

見ての通り、スタッツ的には落第。ほとんどボールに絡んでないし、決定的な働きはゼロ。1億2000万€を使ってこれはないだろうってことで批判を浴びるのもまあ無理もない。攻撃面の目に見える貢献がないとアタッカーは批判されるのは当然。

その一方で、グリーズマンの見えない部分での貢献を評価する向きもある。守備の部分とか、ランニングとか。かなり負荷の高いタスクやってるなって印象だったし、誰でもできるわけじゃないっていう意見を持ってる人も一定数いるみたい。

僕はどっちかって言うと後者寄りの考えを持ってる。

ぶっちゃけて言うとグリーズマン獲得は大失敗だった。バルサにとってもグリーズマンにとってもアトレティコにとっても。あ、アトレティコはグリーズマンの売却益でフェリックス取れたわけだから得したかもしれないけど笑。バルサは1億€あれば、ストライカーかCBが獲れたと思うし。

僕はアトレティコ時代のグリーズマンが大好きだった。バルサ以外で好きな選手は?と問われれば真っ先に名前を挙げるくらいには。だからこそ本心ではバルサに来てほしくはなかった。メッシがいるうちはグリーズマンがバルサで本領を発揮するのは難しいと思っていたし、バルサで苦しむよりは他チームで躍動するグリーズマンが見たかったのが本音。

でも、来ちゃったものは仕方ない。

今更、獲得は失敗だったと言ってもどうしようもないし、放出も現実的じゃない。少なくとも今季一杯在籍するのはほぼほぼ間違いない。元が取れてないからね。ベンチに置き続けるのも多分できない

なら、一旦1億2000万€の移籍金のことは忘れて、グリーズマンをどういう風に今のチームに組み込むのかを考えるしかない。っていう観点で言うと開幕戦のグリーズマンのプレーは僕はいい方向性のものだったと思ってる。

先述した通り、グリーズマンがバルサで主役になるのは難しい。グリーズマンにとってのベストを探るのは多分できない。それをやろうとしたのが昨季セティエンが採用した4-3-1-2だったんだけど、そこまで効果的じゃなかったのが正直なところ。

つまりもうグリーズマンは本来の持ち味以外の部分で、チームに貢献させるしかないと僕は思う。

77分間出場して30タッチしかしていないのは確かにまずい。「チームに入れていない」「無視されている」という表現をされても仕方はないと思う。アタッカーはやっぱりボール持っている部分のプレーで評価されてしまうものだし。

その一方で、ボールを持っていないところでの貢献は見逃せない。アンス・ファティの2ゴールの裏には、ランニングをかけてCBを引っ張るグリーズマンの姿があった。右サイドが定位置ながら左からの崩しが多かったこの試合で右から斜めのランニングでストライカーのようなタスクを担った。

アンス1点目

↑アンス1点目

プレス時はメッシの負担軽減のために、左CBのところまで出て行き、撤退時はエストゥピニャンを追いかけて右の深い位置まで下がる。彼の運動量と献身性を計算した上での守備戦術だったのだと思う。

対Vボール非保持時

バルサは今夏戦術的に大きな2つの変化を迎えた。

1、4-3-3から4-2-3-1への変更
2、ラキティッチ・ビダルの退団

中盤3枚+アタッカー3枚から中盤2枚+アタッカー4枚のシステムに。昨季と比べると、幾分か前がかりな陣容となっている。そして、昨季までチームのバランスを支えてきたラキティッチとビダルが揃って退団。スアレスが退団して、全員守備の意識が向上しているとはいえ、バランスは危ういと思う。

中盤が1人減った分、2列目の誰かは割を食う選手が出てくるとは思ってるし、それができそうなのは今の陣容だとグリーズマンくらいかなあと。メッシは当然だとして、今季アンスが主役になりそうな感じもするから、黒子役は絶対に必要。特に右サイドはセルジ・ロベルト、ピケ、ブスケツだからちょっと心許ないし

本来であれば、グリーズマンは開幕戦のコウチーニョのタスクがやりたいんだと思う。他選手と近い距離でボールに頻繁に絡み、ワンタッチ・ツータッチで前に進んでいく。そういうグリーズマンが僕は好きなんだけど、でもコウチーニョとグリーズマンを逆にしたとしたら、チーム全体は機能しなかったと思う。

ボールに過度に寄って行かず、右サイドや中央で我慢しながらチャンスを窺う。守備の局面ではしっかりと取り組む。クーマンの指示だとは思うけど、きっちり言われたことをこなしてくれたのは見て取れた。

だから、グリーズマンにはチームのためのタスクをしっかりこなした上で、サラっと結果を残す選手になって欲しい。「あれ?今日グリーズマン全然ボール触ってないじゃん」って思わせておいて、こぼれ球を押し込むような。

今季は「左で作って右で仕留める」という形が多くなってくると思う。だからこそ、チームの文脈とは関係ないようなゴールや、あとは触るだけみたいなワンタッチゴールが増えてくると、それでかなりチーム内での重要性は上がるはず。

ちなみにブログで昨季に、状況は違うけど同じような記事書いているので是非。

攻守に献身的なのは大前提だけど、ゴール前ではエゴを発揮して欲しいなあと。むしろ、ちゃんとチームのために走っているのだからどんどんシュート撃っていい。ラキティッチやビダルはバンバン撃ってたし笑。

まとめると、多分グリーズマンが1億2000万€レベルの華やかな活躍を見せるのは難しいと思う。少なくとも今季は。移籍金を考えるとどうしたって物足りなさを感じちゃうから。そもそもアタッカーの3番手にこの額払うっていうのがもう狂気なんだけど()。

だから一旦移籍金のことは忘れる。「移籍金に見合うかどうか」ではなく「チームに如何に貢献しているかどうか」で今季は評価したいと思う。走って走って右サイドを支えつつ、シーズン15ゴールくらい獲ってくれたら相当満足。ハードル高いかな?笑


あとがき

呟きだと思って読んでくださいって言ったのに、全然呟きにならなかった!次も読んでください笑。


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